第29号 『お盆を迎えるには』(2006/06/25発行)
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┃やすらぎ┃
┃ 通信 ┃ やすらぎ通信 第29号
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃ 1◆ 特集 「 お盆を迎えるには 」
┃
┃
┃
┃ 2◆ 季節の行事 「 七夕 ~ 7月7日 」
┃
┃
┃
┃ 3◆ 仏事Q&A
┃ 「 お墓に写真を入れることはできますか? 」
┃
┃
┃ 4◆ 今月のプレゼント
┃ 「 心とカラダにやさしい 『漢方香』を3名様に! 」
┃ 当選者発表 『アロマストーンキャンドル』
┃
┃
┃ 5◆ 大野屋からのおしらせ
┃ -くらしに役立つ仏事の知識をお届けします-
┃ 『 大野屋メモリアル相談センター 』荻窪にオープン !!
┃
┃
┃ 6◆ 編集後記
┃
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◆特 集 「 お盆を迎えるには 」
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「お盆を迎えるには、どうすればいいか」
この時期、テレホンセンターに寄せられるご相談のトップ項目です。
そこで、今回は新盆を中心に、お盆について取り上げます。
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◇ お盆とは
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正式には「盂蘭盆」(うらぼん)といい、古代のインド語の一つであるサンスク
リット語の「ウラバンナ」を漢字にあてはめた言葉です。
お釈迦様の弟子の目連は、母親が死後の世界で餓鬼道に堕ちて飢えに苦しんでい
る姿を見て、お釈迦様に教えを請い、僧侶や多くの人々に布施や供養を施しまし
た。それが7月15日のことです。その功徳により母親は極楽浄土に行くことが
できました。
それ以来、先祖供養の大事な日になったと伝えられています。
一方中国では仏教以前から死者への祖霊の儀式があり、これらが一緒になって日
本に祖霊信仰として伝わってきたとも言われます。
地域によって時期はまちまちですが、大きく分けて7月13日から行う地域と、
8月13日から行う地域があります。
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◇ 新盆 ~にいぼん・あらぼん・はつぼん・しんぼん
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新盆とは、故人の四十九日が済んだ後、初めて迎えるお盆のことです。
新盆には、故人が初めて家に戻ってこられるので丁寧にお迎えしたいものです。
僧侶を迎えて読経をしていただいたり、ご親戚や故人に縁があった方がお参りに
来たりということもありますので、準備は通常のお盆よりは少し早めに行うこと
をおすすめします。
┌────────────────────────────────────┐
├○ ▼ 今年新盆を迎える方 ▼
│ --------------------------------------------------------------------
├○
│ ◇7月13日~のお盆の場合
├○ → 昨年新盆をとり行なわず、今年の5月25日以前に亡くなられた方
│
├○ ◇8月13日~のお盆の場合
│ → 昨年新盆をとり行なわず、今年の6月25日以前に亡くなられた方
├○
│
├○ ※四十九日法要を前倒しで行なった場合は、忌明けになりますので、必ず
│ しも5月25日もしくは6月25日にこだわる必要はありません。
├○
│
└────────────────────────────────────┘
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◇ 提灯 ~ 新盆提灯(白紋天)・盆提灯
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■新盆提灯(白紋天)■
新盆を迎える家で用意します。
新盆に限り、清淨無垢の白で御霊を迎える意味から白木で作られた提
灯が最も多く使われます。
軒先や縁側や仏壇の前に吊るして火をともし、その灯りによって精霊
は迷うことなく家までたどり着いてもらうという意味がこめられてい
ます。
新盆用提灯を使うのは1回(1年)限りです。
お盆の後、自宅の庭でお焚き上げしたり(供養のため燃やす)、川に
流したり、菩提寺に持っていき供養してもらいましたが、最近の住宅
事情や廃棄物処理の規制によって、提灯を自宅で燃やすのは難しくな
っていますので、紙などに包んで処分することが多くなっています。
新盆に必要なものをそろえたセットもございます。(くわしくは下を
ご覧下さい。)
■一般の盆提灯■
一般の盆提灯(絵柄提灯・壷型の置き型)は親戚や知人から贈られる
ものといわれていますが、ご家族で用意される場合もあります。家紋
をつける場合もあります。一対で用意するのが正式です。
最近ではデザイン性が高く、インテリアとも合うような創作提灯も多
く販売されています。
提灯はお盆が終わったら、きれいに掃除して来年まで保管しておきま
す。
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◇ 盆棚(精霊棚・先祖棚)の飾りかた
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「盆棚」とは、精霊をお迎えする棚のことをいいます。
棚にはござや真菰(まこも)を敷き、中央に位牌を置き、ナスやキュウリで作
った牛や馬を置きます。お供えのお膳や、だんご、そうめん、季節の野菜や果
物を供えます。
また、洗った米になす、きゅうりなどを賽の目に刻んだものを混ぜて、はすの
葉の上に盛り付けた「水の子」と呼ばれるものも供えます。
棚の左右には灯篭、霊前灯、絵柄提灯を飾ります。
イラストや写真で見られます。↓
http://www.ohnoya.co.jp/faq/pr/obon/index.html#bontana
*牛と馬
ナスやキュウリ、もしくはわらで作った牛や馬を飾るのは、ご先祖様が牛や馬
の背に乗って来られるようにという昔からの風習です。
お迎えは馬、お送りは牛という説があり、馬は先祖の霊に早く帰ってきてもら
う牛は物見遊山しながらゆっくり帰ってもらう気持ちを表します。
*「盆棚」の飾り方は、地域によって異なります。
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◇ お盆のスケジュール ~ 準備と手順
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▼ 事前の準備 (12日まで)
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1 お寺へ依頼
読経を依頼する場合には早めにお伝えします。
2 お墓の掃除
帰って来られる霊のために、お墓のお掃除をします。
3 自宅の準備
盆棚、盆提灯(新盆提灯)、仏具、線香、ローソクの注文、飾りつけ
お参りに来て下さる方への返礼品の準備など
4 前日の準備
お供え物を用意します。
就寝前に仏壇の扉を閉めておく地域もあります。
▼ 迎え盆 (7月13日もしくは8月13日)
――――――――――――――――――――――――
1 朝
お位牌を仏壇から盆棚に移します。
仏具、霊供膳(お供えのお膳)、お花、牛、馬などをお供えします。
2 午前
家族揃ってお墓参りにいきます。
お墓で線香をつけ、その火を提灯に移して持ち帰り、その火を盆棚の灯
明に移します。
最近は形式的に済まされることが多くそのため電気式の盆提灯が普及し
ています。
3 夕方
迎え火を焚きます。
戸外が暗くなったら家の門口や玄関で「迎え火」を焚きます。
素焼きの焙烙(ほうろく)に「オガラ」(皮をはいだ麻の茎)を折って
積み重ね、火をつけて、合掌します。
この煙にのって精霊が帰ってくるといわれています。
▼ 7月14日 ~ 15日(8月14日~15日)
――――――――――――――――――――――――
お盆中は、霊供膳などを供えます。
(地域によってお供え物はさまざまです)
地方によっては毎日お墓参りをします。僧侶を迎えて読経を頂いたり、親戚や故
人と親しい人を招いて会食をすることもあります。
▼ 送り盆 (16日 地方によっては15日)
――――――――――――――――――――――――
1 お盆明け
精霊は午前中は家に居るといわれているので、お供えをします。
2 夕方(送り火)
戸外が暗くなったら家の門口や玄関で「送り火」を焚きます。
迎え火と同じように焙烙にオガラを積み重ねて燃やします。
(精霊を送る火です。)
京都の大文字焼きも送り火の行事の名残です。
3 精霊流し
盆棚の飾り物や供物は盆船に載せ灯りをともし、川や海に流します。
現在は一部の地方でのみ行われています。
花火は元来、精霊送りの行事であったと言われています。
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親戚や知人で、新盆を迎える方がいれば、お盆期間中にお参りにうかがいます。
その際には、「御仏前」やお供え物をお持ちします。親しい方であれば、盆提灯
を贈ってもよいでしょう。
*浄土真宗や神道の方は、特にお盆をいたしません。
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「お盆」については、ホームページでも詳しくごらんいただけます。
http://www.ohnoya.co.jp/faq/pr/obon/index.html
\ヽ 新盆に必要なものをセットにいたしました //
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充実の『新盆ご供養セット』
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新盆に必要な品々をお求め安い価格で用意しました。
使いやすいサイズ・形、お手入れしやすい素材を重視しています。
□ 白紋天 □ 絵柄提灯 □ 霊供膳
□ 供物台 □ まこも・おがらセット
□ 盆花 □ お供え料理セット
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お求めの方には、オリジナル飾り方ガイドをプレゼントしています。
詳しいご案内・ご注文はこちらから↓↓
http://www.ohnoya.co.jp/buddhist/bon/index.html
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◆季節の行事 「 七夕 ~ 7月7日 」
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もともと旧暦7月7日の行事で、5節句の一つです。
天の川に隔てられた牽牛星と織姫星が年に一度この日の夜だけ会うという伝説に
ちなんだ行事です。関西地方などでは、1ヶ月遅れの8月7日に行われます。
現在行われている七夕は、中国から伝わった風習と日本古来からの信仰が結びつ
いたものといわれています。織女と牽牛の伝説とその伝説から生まれた中国の
「乞巧奠(きっこうでん)」(女の子の裁縫の上達を願う祭)に、日本古来の棚
機女(たなばたつめ:機を織って水の神を迎える女性)への信仰が合わさって生
まれた行事なのです。
奈良時代から宮中儀式として行われ、やがて民間にも広がったといわれています。
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◆ 仏事Q&A
「 お墓に写真を入れることはできますか? 」
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お寄せいただいたご質問にお答えします。
┏━┓
┃Q┃
┗━┛ 父が亡くなり、お墓を建てました。このたび開眼供養と納骨を行うこ
とになったのですが、父が大好きだった愛車の写真をお墓に入れたい
のですが、良いでしょうか?
また、そのまま入れると写真がぼろぼろになってしまいますか?
古い車なので、ミニカーなどはなく、写真しかありません。
┏━┓
┃A┃
┗━┛ お墓の納骨棺は本来お骨を入れるところですから、
お骨以外のものを入れることができるかどうか、霊園管理事務所にご
確認されたほうがよろしいかと思います。霊園の規定で、禁止されて
いるところもございます。
なお、納骨棺の中は湿気も多く、ご心配されているように、写真が傷
んでしまう可能性はございます。『パウチ』にしたり、『写経入れ』
に入れてはいかがでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――
仏事に関するご質問は、memoria@ohnoya.co.jpまでお気軽に
お問いあわせください。
*他にも新しいご質問と回答を掲載しています。
大野屋ホームページの人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
┏━┓
┃Q┃
┗━┛ 親戚から多額のお香典を頂きました。
その場合お香典返しはどれくらい返せば良いのでしょうか。
↓ ↓ ↓(回答はこちら)
http://www.ohnoya.co.jp/faq/qa/index.html
━4━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今 月 の プ レ ゼ ン ト
「 心とカラダにやさしい 『漢方香』を3名様に 」
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当選者は次回「やすらぎ通信」(7/25号)にて発表いたします。
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│ │
│ ご当選おめでとうございます! │
│ │
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│ 宮崎県宮崎市 小田 様 │
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│ │
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│ │
│ 東京都東久留米市 西本 様 │
│ │
│ 東京都世田谷区 櫻井 様 │
│ │
│ たくさんのご応募ありがとうございました。 │
└ ┘
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◆ 大野屋からのおしらせ
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-くらしに役立つ仏事の知識をお届けします-
7/1 『 大野屋メモリアル相談センター 』荻窪にオープン !!
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大野屋では暮らしに密着した仏事のご相談から、お墓・仏壇・お葬式までさまざ
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├○ ◇ 大野屋メモリアル相談センター荻窪
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│ 営業時間:午前10:00‐午後8:00(水曜定休)
├○
│ 東京都杉並区荻窪5-21-8
│ (JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」より徒歩3分)
├○ 0120-44-7666
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━6━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 編 集 後 記
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大野屋のあたらしいテレビCMができました!
今回も、市田ひろみさんを起用し、大野屋のあたらしい取り組みや商品をご紹介
しています。
社長をはじめ、実はテレホンセンターの社員も登場しています。
↓ ホームページからもご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
http://www.ohnoya.co.jp/beginner/cm/index.html
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□ 「愛犬チャンプ」8月号(6/25発売)に、当社の「ペットとお墓に関す
る意識調査」結果が掲載されます。
□ <新CM放映番組> 関東ローカル
フジテレビ「FNNスピーク」(毎週金曜日11:30~12:00)
テレビ朝日「スーパーJチャンネル」(毎週月曜日16:55~19:00)
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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│ 編集 川瀬 由紀
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