第227号 「おみくじは心の羅針盤」(2022/12/25発行)
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特集「おみくじは心の羅針盤」
(2022/12/25発行)
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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。
清水寺で発表された今年を表す一字は「戦」でしたね。 戦争、新型コロナウィルスとの戦い、サッカーワールドカップとで、良くも悪くも歴史に残る一年になりました。 個人的に一番印象に残ったできごとは、寝台特急のサンライズ出雲に乗車したことです。東京駅から島根県の出雲市駅までを約13時間かけて、秘密基地のような寝台個室で移動しました。 寝静まった駅や、行き交う貨物列車、宍道湖などの素晴しい眺めに感動しきりで、まさに非日常を味わうことができました。こうした旅行を楽しめるのも、平和があってこそ。そのことを決して忘れてはいけないと思います。
サンライズ出雲と著者
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今月号 もくじ
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特集「おみくじは心の羅針盤」
川島ママの 「昭和は遠くになりにけり」 ~湯たんぽは使っていましたか?~
お知らせ・イベント
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特集 おみくじは心の羅針盤
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年末年始は寺院や神社に参拝が増え、新しい年の運勢を占おうと、多くの人が「おみくじ」を引きます。ついつい引きたくなりますよね。 ところで、これがいつどのようなきっかけで始まったのかをご存じでしょうか?今回は何気なく引いている「おみくじ」についてご紹介します。
何が出るかな?
■おみくじの創始者
おみくじの創始者が平安時代中期の"お坊さん"だということは意外と知られていません。 そのお坊さんとは、元三慈恵大師良源(がんざんじえいだいしりょうげん 912‐985)です。比叡山延暦寺(天台宗)の中興の祖として、歴史的に知られています。お堂の復興や寺院内の規律を定めるなどさまざまな功績により尊ばれ、第十八代天台座主(天台宗の最高位)を務めました。 「元三大師」や「角大師」として親しまれ、住居跡にある四季講堂(通称 元三太師堂)の本尊として祀られています。
四季講堂の扁額(2011年9月撮影)
■おみくじの起源
おみくじは年々多様化していますが、定番のおみくじといえばこちら。
定番のおみくじ
小さな穴の開いた箱を振ると番号の書かれた串が出てきて、その番号が割り振られた紙を受け取るというものです。これは中国から伝来した「天竺霊籤(てんじくれいせん)」と呼ばれる古いくじだと言われています。 元三大師はこれを元に日本のおみくじの原型「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」をつくりました。
■仏様からの啓示
おみくじには「観音籤(かんのんくじ)」という呼び名もあります。 元三大師が観音菩薩に祈念して授かった百の偈文(げもん)、平たくいうと、百ある仏の教え、これがおみくじの原型になっているためです。今でこそ運試しの要素が強いおみくじですが、本来は「自分の進むべき道に迷いが出来たとき、仏の教えによってその方向を決定していただく」というものでした。四季講堂では、現在も古式に則ったおみくじが行われているのです。 のちに神仏習合の歴史などにより神社でもおみくじが引かれるようになりました。神社の場合は、神様からの啓示ということになりますね。
■吉凶の順番
元三大師が作った元三大師百籤では、百あるおみくじのうち、どの吉凶をどれ位の割合で入れるかが決められていました。それによると、吉35%、凶29%、大吉16%、その他20%となっており、現在もこれを参考にしている所は多いようです。 しかしあくまで参考であって、明確に定められたものではなく、寺社によって大きく異なる場合もあります。「あそこは凶ばかり出る」のように言われる寺社があるのはこのためです。 そこには「吉が出たからといって慢心しないように」とか、「心を正して生活するように」などの想いが込められているそうです。大吉を凶にするのも、凶を大吉に転じさせるのも、日ごろの行い次第ということですね!
■おみくじは結ぶ?持ち帰る?
おみくじは境内にある"木の枝"や"おみくじ納め所"に結べるようになっていますが、実際のところ決まりはなく、結ぶも持ち帰るも自由です。 神社本庁では公式に「持ち帰っても問題はない」と説明しています。
いかがでしたか?おみくじを引く際は、叶えたいことなどを具体的に思い浮かべて引くのが良いそうです。 何気なく引いていたおみくじも、その原型を知ることで捉え方が変わってくるのではないでしょうか。吉凶の結果に一喜一憂するのではなく、おみくじ全体の内容をよく読み返して、行動指針の手がかりにしたいものですね。
今年も大野屋テレホンセンターのメールマガジンをご覧いただきまして、誠に有り難うございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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~湯たんぽは使っていましたか?~
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【川島ママ】 テレホンセンターにて「終活・仏事アドバイザー」を務める冠婚葬祭のエキスパート。お客様からの信頼も厚い、大野屋の生き字引的頼れる存在。
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まもなく大晦日を迎えますね。今年もまたアッという間の一年でした。 コロナ禍はなかなか収まりませんが、それなりに慣れてきたところもあります。 皆さまはどのように過ごされましたか?
さて、いよいよ寒さも厳しくなり、エアコンや温風ヒーター、電気毛布などが活躍を始めました。でも今年は節電を心がけないといけませんから、どれを減らしてこの冬を乗り切ろうかと考えているところです。
今よりもずっと寒かった昭和30年代、当時の暖房は豆炭を入れた掘りコタツが主役です。部屋の中でも吐く息が白くなり、厚着してその上に綿の入った「はんてん」や「どてら」を着ていました。 夜には布団が冷たくて、そのままではすぐには眠れないため、母が温かな湯たんぽを用意してくれたものです。
今ではさまざまな暖房器具に囲まれて快適ですが、その時の湯たんぽほど暖かかったものはないように思えます。母がやかんでお湯を沸かし、湯たんぽに入れている間、これを待つ時間すら嬉しかったのです。 そして翌朝は、その湯たんぽのわずかに温もりが残るお湯を使って、顔を洗ったり歯を磨いたりして、蛇口から出る氷のように冷たい水に触れなくて済むと喜んでいました。 現代の暮らしは確かに便利になりましたが、なぜかあの時ほど幸せを感じないのはどうしたものでしょうか。
年末が近づくと「七味・五悦・三会(しちみ・ごえつ・さんえ)」を私なりに数えます。 この一年で ・初めて食べた美味しいもの、七つ ・楽しかったこと、五つ ・心に残る新しい出会い、三つ これら全てを大晦日にあげることができたら「良い年」であった、というものです。 まだ巣ごもりがちな暮らしの中、便利で快適な文明の利器に囲まれ、いつも以上に数えあげるのが難しいと感じています。大晦日までにはひとつふたつは見つけなければ・・・
今年もおつきあいいただき、誠に有り難うございました。
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お知らせ・イベント
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◇お墓のなんでも相談会(要予約)
お墓に関する疑問やお悩みを、ぜひこの機会にご相談ください!いずれも開催時間は10:00~16:00となっております。
01/14(土) 志木市民会館パルシティ 01/15(日) 朝霞市民会館(ゆめぱれす) 01/20(金) 新座市民会館 01/22(日) 新座市民会館 01/30(月) 和光市民文化センター サンアゼリア 01/31(火) 成増アクトホール
ご予約は大野屋テレホンセンター 0120-02-8888 まで 365日 年中無休 営業時間 9:00~17:00 または予約フォームからどうぞ
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