孫と学ぶ生活のしきたり

12月 かぼちゃ・ゆず(冬至)



12月22日~23日ごろは、一年の中で昼の長さが最も短く夜が長い冬至です。

この日にはかぼちゃを食べたり、お風呂にゆずをたくさん浮かべてゆず湯を楽しんだりします。 冬至のかぼちゃがあまりにも有名なので、冬の野菜と思っている人も多いですが、もともとかぼちゃは夏の野菜です。どうしてこの時期にかぼちゃを食べるのかというと、昔は寒く日照時間が短い冬には食物を手に入れにくく、その野菜不足を補うものとして、保存が利き、カロチンの豊富に含まれているかぼちゃはとても貴重な栄養源だったといえます。『冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない』と言われるのもこのような理由があるのですね。また、『ゆず』にはビタミンCの他にリモネンという成分が含まれているので、お肌もすべすべになるだけでなく新陳代謝を活発にするので、体も温まり風邪も引きにくくなるのです。
寒い冬を元気に過ごすために、昔の人の知恵がつまった行事なのですね

年末のしきたり