住職のご挨拶
「寺は亡くなった人の供養のためだけではなく、
生きている人のためにもあります。」
国平寺は、故郷の地を踏むことなく亡くなった同胞を供養し、遺族の「恨」を癒すことに勤めて半世紀が経ちました。
国平寺は柳宗黙大禅師が開山しました。大禅師は常々祖国の大切さと民族の和合を説かれました。「寺は亡くなった人の供養のためだけではなく、生きている人のためにもあります。」大禅師は朝鮮半島にルーツを持つ在日同胞たちの心の宿る場としての国平寺のあり方について教えてくださりました。
大禅師の志を受け継がれた尹一輪和尚は、朝鮮と日本の不幸な過去の歴史を再び繰り返さないように、そして両国間の真の友好親善の為に尽くされました。
先々代、先代の志を継ぎ私も仏道に日々励み、精進する所存でございます。
国平寺住職 尹碧巌