1月 松竹梅(お正月)
松
竹・梅とともにお正月の門松には欠かせない植物ですが、特に常緑樹の代表である松は昔から長寿を表す大変に縁起の良い木とされており、歳神様の依代としても珍重されてきました。(地域によっては必ずしも松ではなく、ひいらぎ、榊、しきみ、椿、なら、栗なども使われているようです)
竹
成長期には1日1メートルも伸びるというような生命力と、繊維が強く丈夫で弾力性があることや青々とまっすぐに伸びる清々しい姿に松・梅とともに中国では『厳寒の三友』と呼ばれて大切にされてきました。
梅
桃栗三年柿八年・柚子の大馬鹿18年・梅はすいすい16年と昔から言われて種を植えてから実のなるまでの期間は大変長いのですが、『物事を成就させるためにはこつこつと地道な努力が必要である』という教訓とともに、寒い冬の季節に耐え、春一番に可憐な花を咲かせる姿が喜ばれたのでしょう。