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第09号 『法事の基礎知識』(2004/11/05発行)

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┏ ・⌒・ ┓  メモリアルアートの大野屋
┃やすらぎ┃
┃ 通信 ┃        やすらぎ通信  第9号
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■□■ご挨拶■□■

拝啓
今年も残すところあと2ヶ月、11月に入り急に秋深く感じるこの
頃です。先月には大きくて強い台風が幾つも日本に来襲し、又新潟県
には震度7の地震が発生するなど大変な時期を過ごしてまいりました。
読者の皆様方に被害が被らなかったことを切に願っておりましたが、
万一被害を被った方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、読者の方々より「葬儀や法要について」の質問を多く頂きまし
た。これから寒い冬に向かって、訃報に接する事もあるかと存じます。
そこで今月号は、法要についての特集としました。

もしもの時に参考にしていただければと存じます。
また、読者の方々より取り上げて欲しい項目や内容がありましたら、
遠慮なくご一報いただければ幸いです。
読者の皆様に少しでもお役に立つことができればと考え、これからも
鋭意努力し発刊してまいります。

敬具


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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   「法要の流れ」 仏式、神式、キリスト教


┃ 2◆ お客様の声 「年末年始の法事」


┃ 3◆ 今月のプレゼント  「グラス入りキャンドル ミニライト」
┃     当選者発表!「珈琲の香りのお線香 残香飛(ざんこうひ)」

┃ 4◆ 編集後記


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◆特 集   「法要の流れ」 仏式、神式、キリスト教
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□ 仏式の法要
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法要は死者が極楽で成仏できるように願う供養のことです。


1. 七日ごとの追善供養
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□ 初七日~四十九日忌

死亡した日から数えて(死亡日を含めて)七日目に初七日、以後七日ご
とに七回行ないます。
(関東では告別式を終えて火葬し、その日のうちに初七日法要を前倒しで
行なってしまう家が多いです。)

この四十九日の間を中陰といいます。
故人が冥途に向かっていくのに七回の審判があると言われています。
その審判にあわせて追善供養が行なわれるわけです。

二七日(ふたなのか = 十四日目)
三七日(みなのか  = 二十一日目)
四七日(よなのか)
五七日(いつなのか)
六七日(むなのか)
七七日(なななのか = 四十九日)となります。

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□ 七七日忌(四十九日忌)
・・・一般的には四十九日法要といわれます。


満中陰(まんちゅういん)とも呼び、重要な法要の日です。
近親者、知人を招き、僧侶にお経を上げて頂き、故人は成仏したとされ
忌明けとなります。お墓が有る方は、この日に納骨をする方も多いです。

式が終わってから茶菓や精進料理でもてなします。
このあとに忌明けの挨拶状を送り、香典返しを送ります。(最近は葬儀
の時にお返しをすることも多くあります。)

また、白木の位牌から本位牌にして仏壇に安置します。(白木位牌はお
寺様に預けます。)
地方によっては三十五日に忌明け法要と納骨をするところもあります。


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□ 百か日法要


以前は大きな供養としていましたが、最近ではごく内輪に遺族だけで済
ますことが多いようです。

百か日は故人が俗世界のあらゆることから抜け出して、無の世界に入る
と言われています。
また、遺族は遺産相続の話し合いも終り、やや落ち着く状況になるよう
です。


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□ 一周忌


死亡した翌年の同月同日。祥月命日(しょうつきめいにち)ともいいま
す。一周忌は、故人が亡くなったあと、遺族が故人の徳を受け継いで生
活をしている様子を、故人はもとより、近親者や知人に知っていただく
意味合いもあります。


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□ 一周忌のあとは・・・


一周忌のあとは三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二
十七回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌、以後は五十年ごとに。
しかし、ほとんどは、三十三回忌もしくは五十回忌をもって供養をおし
まいにされる方が多いです。


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2. 法事の場所
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法要を行なう場所は、自宅の仏壇の前、お寺様の本堂、法事斎場、墓前な
どいろいろです。



3. 法事の準備
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□ 日程の確定

法事の大よその予定が出来ましたら、お寺様の都合もありますので、早
めに寺院と連絡を取って確かなものにしておきましょう。1周忌、3回
忌など年忌法要は命日に行なうのが望ましいのですが、お寺様や遺族、
参列者の都合を考えて、命日近くの土曜日、日曜日に行なう事が多くな
っています。その場合必ず、命日より前倒しの日にすることです。後ろ
に延ばさないようにします。


□ 場所の確定

法事会場の確定。法事後の会食場所の予約。


□ お招きする人への案内状を出す。

お招きするひとの範囲、人数を決め、案内状を出し、出欠の返事を頂き
ます。卒塔婆をあげて頂く場合のご案内も一緒に出していきます。

卒塔婆の依頼を受けたら、親族の分もあわせてお寺様や霊園管理事務所
に一緒に手配します。


□ 食事の手配 ・ 引き物「志」の手配。


□ お墓参りの準備

・お線香、お花、ろうそく、お供え物、マッチ、お墓の掃除用具。


□ お寺様に差し出す「お布施」「お車代」「御膳料」など

□ その他 用意するもの

・納骨する場合は埋蔵許可書、墓地使用許可書

・位牌、写真



4. 法要の進め方
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事前に頼んでおいた卒塔婆を、お寺様や霊園管理事務所から受け取り、
お墓に供えます。お墓には生花、お線香を上げ、ロウソクを燈し、故人
が好きであった供物を供えます。

法要は僧侶が声をかけて進行しますので、それに従って行ないます。僧
侶にお経を上げて頂き、出席者は焼香しお墓参りをします。

墓参が終わりましたら、皆様で会食をされる方が多いです。
会食の席で、施主様から御礼を述べ、帰りに「志」の引き物をお持ち帰
りいただきます。


法事に招かれた方は、法事が始まる前に、施主様に「御仏前」「卒塔婆
料」をお渡しします。四十九日の法要より前は「御霊前」とするのが一
般的です。
宗派によってはお葬式のときから「御仏前」とする場合もあります。




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□ 神式の「霊祭」
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神式の法要は「霊祭」(れいさい)といいます。


神式の葬儀のあとは十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭が
あります。

五十日祭は仏教でいう四十九日忌と同じように大切な日にあたります。
自宅や墓前に神官を招いて執り行います。(本来は翌日の「清祓の儀」が
大切な日でありますが)翌日には神棚の封印が解かれ、仮霊舎にあった霊
爾(れいじ=仏教でいう位牌にあたる)は、祖霊舎(それいしゃ)に移し
ます。この日をもって忌明けとなります。

この後は百日祭、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭・・・と
続きます。

神職への謝礼は「御礼」「御榊料」「御玉串料」として包みます。




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□ キリスト教のミサ・記念式
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キリスト教は比較的簡素です。

1. カトリック / プロテスタント
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□ カトリック

名称は「追悼ミサ」といいます。
亡くなって3日目、7日目、1ヶ月目に、遺族、親族、友人が集まって
行なわれます。

1年目には「記念ミサ」を行ないます。これ以降は特に決まりはなく、
毎年行なう方もいれば、10年目、20年目に追悼ミサを行う方もいます。
毎年11月2日は「万霊節」といって追悼ミサが行なわれます。



□ プロテスタント

亡くなって1ヶ月目を「召天記念日」とし、教会や自宅、又は墓前に牧
師を招いて「記念式」を行ないます。以降の決まりはなく、毎年の召天
記念日に記念式をする場合もあれば、1年、3年、7年目にする場合も
あります。



2. 進め方
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□ カトリックの場合

教会にて「追悼ミサ」を神父が司会をして執り行います。
遺族、参列者は聖歌を歌い祈りします。ミサが終了したら茶話会を開き
もてなしします。


□ プロテスタントの場合

「記念式」は、自宅又は墓前に牧師、親族、知人、友人を招いて行いま
す。自宅で行なう場合は小さな祭壇を設けて故人の遺影を置き、周囲に
花を飾ります。
牧師の祈りと説教、聖書朗読、皆で讃美歌を歌います。



3. 神父、牧師への謝礼の表書き
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カトリックの場合「ミサ御礼」として教会に。
他に「御車代」「御礼」として神父に。


プロテスタントの場合「召天記念献金」として教会に献金し、牧師への
謝礼は「御礼」「御車代」として包みます。







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◆ お 客 様 の 声
「 年 末 年 始 の 法 事 」
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┏━┓
┃Q┃ 命日や四十九日が年末年始にあたる場合、法要はどうするのですか?
┗━┛

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┏━┓
┃A┃ 四十九日忌の場合、三十五日に繰り上げて法要、納骨をすることもあり
┗━┛ ますが、いずれにしても年末の忙しい時期のことですので、極く身近な
家族だけで済ませ、年を改めて100か日忌法要にご親族をお招きして
執り行うことも一つの方法です。

又、1周忌以降の回忌供養は、お寺様とも相談の上11月末か12月上
旬に繰り上げてされることが良いのではないでしょうか。



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※仏事に関するご質問は、memoria@ohnoya.co.jpまでお気軽にお問いあわせくだ
さい。
※大野屋Webサイトの人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
↓  ↓  ↓
http://www.ohnoya.co.jp/faq/qa/index.html




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◆ 今 月 の プ レ ゼ ン ト
「グラス入りキャンドル ミニライト」
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。゜゜。゜
☆    。゜。 思い出に残るクリスマスを・・・。
△  。゜  。゜
 △△   。    「グラス入りキャンドル ミニライト」をプレゼント!
△△△  ゜
■        …★…………★………☆☆………………★☆☆★…………

小さなグラスに入ったキャンドルをたくさん灯して、思い出に残るクリスマス
をお過ごしください。

グラス入りだから、ロウがたれる心配がありません。

11月30日締め切りです。
当選者は次回「やすらぎ通信」と当社のホームぺージ上で発表いたします。
どうぞふるってご応募ください!


↓ご応募お待ちしています!↓
http://www.ohnoya.co.jp/faq/mem/index.html?link=reader




◆┌─────────────────────────────┐◆
┌┘      ~  当 選 者 発 表 ! ~       └┐
│                               │
│  前回のプレゼント                     │
│       「珈琲の香りのお線香 残香飛(ざんこうひ)」は、│
│                               │
│  神奈川県伊勢原市  成田様、 東京都世田谷区 久保田様  │
│  千葉県袖ヶ浦市   関野様                │
│                               │
│                               │
│  がご当選されました。ご応募ありがとうございました。    │
│                               │
└┐                             ┌┘
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◆ 編 集 後 記
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街中に年賀状の販売や、ハガキ印刷のポスターが目に付くようになりました。
ここのところ大野屋テレホンセンターでは、次々と寄せられる「喪中」「年賀欠
礼」に関するお問合せに、お答えする毎日です。

ハッキリとした決まりではないために、悩まれる方が多いようですね。
前号で特集をしていますので、お読みになっていない方はぜひご覧ください。

バックナンバーはこちらです。▼
http://www.ohnoya.co.jp/faq/mem/backnumber.html


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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│                  編集 川瀬 由紀
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