第50号 『困っていませんか?お人形の処分』(2008/03/25発行)
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├○ メモリアルアートの大野屋 2008/03/25│
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 1◆ 特集 「 困っていませんか?お人形の処分 」
┃
┃ 2◆ 仏事Q&A 「 お葬式にお赤飯!? 」
┃
┃ 3◆ 相談員のつぶやき
┃
┃ 4◆ プレゼント 「 おかげさまでご相談10万件 感謝プレゼント! 」
┃
┃ 5◆ 編集後記
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◆ 特集 「 困っていませんか?お人形の処分 」
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すっかり春めいてきました。
東京では次の週末には、お花見も期待できそうです。
冬の寒さに首をすくめてうつむきがちで歩くクセがついてしまっていたのが、気
持ちの良い風にふと顔をあげると、さまざまな花の豊かな色彩をところどころに
発見して、いつもの自宅から駅までの通勤の道も新鮮に感じます。
入学や進級、就職、異動、引越しなど新生活の始まりを迎える人には、慌しい毎
日でしょうか。特に小さなお子さんがいるお家では、新しい学用品を揃え、古く
なったものを片付けることも多いでしょう。
特にそんな予定がなくても、春には模様替えや部屋の片付けをして気持ちを切り
替えてみたくなります。
さてそんな時に少し困ってしまうのが、人形やぬいぐるみの処分の仕方。
なんとなく捨てるのが申し訳なくて、そのまま置きっぱなしの人形はありません
か?お人形には魂が宿るという話もあって、捨てるのは気が重いものです。
そのままゴミ袋に入れにくいものは、感謝の気持ちをこめて、紙などに包み他の
ゴミとは分けて処分するのでも良いでしょう。
でもそれでも気持ちがおさまらない人形があるなら、『人形供養』をおすすめし
ます。
人形供養とは、これまでの感謝をこめて、お寺や神社などで供養をしてから、お
焚き上げして(燃やして)いただきます。
テレビなどで目にすることはあっても、なかなか実際に参加してみたことはない
方が多いでしょう。今回はこの人形供養についてご紹介いたします。
[開催時期]
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毎年10月~11月頃が比較的多いようですが、特に全国的に決まった日はあり
ません。毎日行っているところもあります。
[供養をお願いするには]
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ほとんどが事前の予約は不要です。
持ち込む際には、ガラスケース等から出して、風呂敷・紙袋・ダンボール等に
入れてお持ちします。
また人形の材質によって、ガラスや陶磁器など、燃やすことができないものは
受け付けていないこともあります。
また郵送にて受け付けてくださるところもあります。
お礼は2~5千円くらい以上をお気持ちで包みます。金額が決まっているとこ
ろもありますので事前に確認します。お包みの表書きはお寺なら『お布施』、
神社なら『御玉串料』『初穂料』などが一般的です。
[全国の主な人形供養を行っている寺院、神社をご紹介します。]
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[東京都]
■ 寛永寺(清水観音堂)[毎日(毎月17日と花見の時期を除く)]
3,000円/1体 問合せ先:03-3821-4749
■ 明治神宮人形感謝祭 [平成20年度は10月5日]
問合せ先:03-3861-8891
[埼玉県]
■ 岩槻人形供養祭[11月3日]
3,000円 問合せ先:048-757-8881
(日本人形協同組合)
[茨城県]
■ 水戸人形感謝祭[11月3日]
2,000円~ 問合せ先:0292-21-4948(桂岸寺)
[愛知県]
■ 大須観音人形供養祭[10月第1木曜日]
2,000円~/1件 問合せ先:052-231-6525
[岐阜県]
■ 美江寺観音人形供養祭[10月20日]
2,000円~/1体 問合せ先:058-262-6793
[大阪府]
■ 四天王寺人形供養祭[お寺主催:毎日、大阪府主催:11月第2土曜日]
5,000円/数体 問合せ先:06-6771-0066
[京都府]
■ 宝鏡寺人形供養祭[10月14日]
3,000円 問合せ先:075-451-1550
[熊本県]
■ 本妙寺人形供養祭[11月3日]
3,000円 問合せ先:096-354-1411
*いずれも当社確認時のものです。
変更となることもありますので、実際に依頼される場合には各問合せ先
に内容をご確認ください。
**上記以外にも人形供養を行っている寺院や神社は多数ありますから、
お住まいの近くで探してみてもよいでしょう。
お子さんの人形を供養するときには、ぜひお子さん本人も参加させて、日々一
緒に過ごした人形に、「ありがとう」の気持ちをこめて送ってあげることで、
優しい思いやりの気持ち、モノを大切にする心を教える良い機会になるかもし
れません。
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この時季こちらもオススメ!
□ 突然やってくるお葬式への参列・・・新社会人が知っておきたいマナー
新社会人、またはお子さんが新社会人になる方はぜひどうぞ。
社会人になると冠婚葬祭に場面に出くわすこともしばしば。大人として
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ために、これだけは準備しておきましょう。
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◆ 仏 事 Q & A 「 お葬式にお赤飯? 」
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今回は「お赤飯」に関するご質問が2つありましたので、お葬式や法事と「お赤
飯」について、お答えいたします。
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┃Q┃
┗━┛ご質問1)
主人の実家のお葬式に行ってきました。お葬式後の精進落としの際に
『お赤飯』が出て、お祝い事でもないのに・・・とすごく不思議に思っ
たのですがどういうことなのでしょうか?
ご質問2)
お寺さんで母の49日忌法要と納骨のほかに墓石の開眼供養をして頂く
事になりました。準備するものを住職にうかがったら、お花やお供え物
の他に『お赤飯』と言われました。法事なのにと思って納得できずにい
ます。私の聞き間違いでしょうか?
┏━┓
┃A┃
┗━┛お葬式や法事に「お赤飯」を用いることはあります。
≫≫≫ つづきは、つぎの「相談員のつぶやき」にて詳しくご説明いたします!
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しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
もちろん匿名で質問できます。
お気軽にお問いあわせください。
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*知っておきたい仏事のしきたりに関するQ&Aが満載!
人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
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◆ 相談員のつぶやき 第14回 「 お葬式にお赤飯? 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして13年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、たくさんのお客様と
のやり取りの中で、楽しく、時にはしんみり、時には辛口に日々のつれづれをつ
ぶやきます!
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近ごろでは少なくなりましたが、お葬式や法要のときに『赤おこわ』『お赤飯』
を食べる慣わしは、全国各地に広く行われていました。
今では『お赤飯』と言えば結婚式やお誕生祝いなど、おめでたい席になくてはな
らない物となっていますが、実はお祝ごとにお赤飯を準備するようになったのは
江戸時代の末期頃からのことです。
上古の時代には現代のようにお米は炊くものではなく、蒸かす「強飯(こわいい
)」でした。日常の食事には『白強飯(しろこわいい)』を食べ、赤小豆で色を
つけた『赤飯(あかいい)』は主に凶事の特別の日の食事であったようです。
(『貞丈雑記』より)
また、江戸時代の随筆家・喜多村信節の『萩原随筆』にも
〔京都にては吉事に白強飯を用い、凶事に赤飯を用ふること民間の習慣なり、江
戸は4月から8月までは白強飯、9月から3月までは赤飯を御用なりと見ゆ・・・〕
とも有り、現在の
吉事=赤飯
とは全く逆の習慣であったことがわかります。
なぜ正反対の意味となったかは、"凶を転じて吉になす"という縁起直しではな
かったのかと推測できます。
(お赤飯の上に南天の葉を置く習慣からも、『南天=難を転ずる』という願いが
込められていたのではないでしょうか)
私の母方の郷里である信州松本地方では、現在でも人が亡くなった場合の食事は
精進料理に決まっているのですが、故人のご遺体を棺におさめる納棺の前だけは
必ず大鍋でマスを丸ごと一匹茹でて、『仏さんに飲まれないように』と言って親
族が食べる慣わしがあります。
仏様が嫌う"生臭もの"をあえて食べることによって、死者と一緒にあの世へ連
れて行かれないようにということなのでしょう。ただ最近は市街地ではマスでは
なくお刺し身に変わってきたところもあるようです。
このようにかつてない速さで都市化が進み、人の交流も盛んになってくると、古
くからの習俗はどんどん衰退し変化し、時にはその一部だけが本来の意味とは違
った形で伝えられてゆく事も多いのでしょう。
しかし、どんなに時代が変わっても大切な人との別れの日・ご供養の日が家族や
親族にとって『特別な日』である事に変わりはありません。その日のごちそうと
して『お赤飯』の風習が生き残っているのも納得できる事です。
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◆ 大野屋テレホンセンター
おかげさまでご相談10万件 感謝プレゼント!
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◆ 編 集 後 記
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Q&A、相談員のつぶやきに取り上げられていた「お葬式にお赤飯」の慣わし、私
は今回初めて聞きました。
実際にお葬式や法事についての慣習は、地域によってかなり違いがあります。
たとえば、不祝儀袋の水引は関東では「黒白」が一般的ですが、関西では地域に
よって「黄白」を用いるところもあります。またお骨壷の大きさも、関東・関西
では違いがあります。(関東では基本的に全てのお骨を拾いますが、関西では一
部しか拾わないところもあるからです。)
ご相談いただくお電話の中でも、地域の特別な慣習など初めてうかがうこともあ
り、逆に勉強させられることもあります。可能な限りお調べしてお答えしていま
す。冠婚葬祭の「?」はお気軽にご質問ください!
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ぜひご覧ください!【 メディア掲載のおしらせ 】
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取材にお答えしています。
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ガラスと光を駆使した空間デザイン、映像や音楽、照明、香りの演出に
よって、故人の個展のような、新しいお別れのかたちのご紹介です。
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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│ 編集 川瀬 由紀
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