第54号 『法事の知識、困っていませんか?』(2008/07/25発行)
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 1◆ 特集 「 法事の知識、困っていませんか? 」
┃
┃ 2◆ 相談員のつぶやき
┃ 「 音楽葬ってどんなもの?普通の人もできる? 」
┃ 3◆ プレゼント
┃ 「 アンケートにお答えいただいた方の中から、
┃ 抽選で天体望遠鏡をプレゼント!」
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こんにちは。大野屋の川瀬です。
毎日暑い日が続きますが、夏バテしていませんか?
子供たちは夏休みに突入しましたが、旅行やお出かけの予定に頭を悩ませてい
ませんか?
お金も掛かるし、どこに行っても混雑はひどいし・・・と大人にとっては憂鬱
なこともありますが、せっかくの機会を楽しまなくちゃ損ですね。
普段子供たちは学校、塾に習い事、大人たちは仕事や家事に忙しくて、意外に
家族がゆっくり一緒に過ごす機会は少ないですよね。
大野屋では毎年この季節に、親子が一緒に考え学べるサイトをオープンしてい
ます。暮らしに息づくしきたりや伝統行事のこと、意外にその由来や意味は分
からないことも多いですよね。夏休みの自由研究のヒントにもなるかもしれま
せん。覗いてみてくださいね。
http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/
私は盆踊りの音楽や太鼓の音が聞こえてくると、なんとなくワクワクしたり、
懐かしい気持ちがこみ上げたり、夏の終わりを感じたり・・・とじんわり心に
こみ上げてくるものがあります。
子供の頃に触れた伝統行事の思い出は、大人になってから、季節を感じさせて
くれたり、心をあったかくしてくれているんだな~と実感するのです。
また、伝統行事への意識アンケートも同時に行っています。ぜひご意見くださ
い!お待ちしています。抽選で天体望遠鏡が当たるプレゼントもありますよ。
くわしくは、このメルマガの最後で。
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◆ 特集 「 法事の知識、困っていませんか? 」
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大野屋テレホンセンターに寄せられるご相談の中で、年間を通じて多いのが、
「法要(法事)」と「香典」の2つ。
今回はこの法事を取り上げます。圧倒的に仏式(仏教式)で行われることが多い
ですから、仏式の法事についてお話しましょう。
法事は、故人を中心とした縁のある人たちが集まり、故人を偲び、その成仏を祈
り、近況を報告しあったり親交を深める貴重な場です。法事を主催する人も参列
する人も失礼のないようにと、迷うことも多いのではないでしょうか?
1. 法事のながれ
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□ 初七日~49日忌
人が亡くなってから、49日までの間は、死者はこの世からあの世までの旅をし
ていると考えられています。この期間に、家族や親しい人が法事をしてお経をあ
げ供養することで、あの世での成仏を手助けすると考えられています。
亡くなった日から数えて(死亡日を含めて)7日目に初七日、以後7日ごとに
(14日目・21日目・28日目・35日目・42日目・49日目)計7回行な
います。(関東では告別式の日に初七日法要を前倒しで行なってしまうことも多
くなっています。)
ただし、現在は実際に7日ごとに法事をするのは難しく、初七日を行った後は省
略して、49日を行うことも多くなっています。
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□ 49日忌(七七日忌)
49日は、重要な法要のひとつです。
近親者、知人を招き、僧侶にお経を上げて頂き、故人は成仏したとされ忌明けと
なります。お墓がある方はこのときにお墓にお骨を納めることも多いです。
この49日を目処に、お葬式で香典をいただいた方へ挨拶状をそえて香典返しを
送ります。
(最近は葬儀の当日にお返し(当日返し)をすることも多くあります。)
お位牌も、白木のものから本位牌に替え、仏壇に安置します。
地域によっては35日に忌明け法要と納骨をするところもあります。
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□ 百か日法要
以前は大きな供養としていましたが、最近ではごく内輪に遺族だけで済ますこと
が多くなっています。
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□ 1周忌
亡くなった翌年の同月同日。祥月命日(しょうつきめいにち)ともいいます。1
周忌は、家族や親戚、親しくしていた友人など幅広く招き、行うことが多いよう
です。
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□ 3回忌以降
1周忌の翌年は3回忌です。
「1"周忌"」から「3"回忌"」というように、"周忌"から"回忌"と呼び
方が変わります。
これは1"周忌"は「満」1年、3"回忌"は「数え」で3年目に行うという違
いです。
勘違いしやすいのですが、
亡くなった翌年の命日が「1周忌」、その翌年の命日が「3回忌」となります。
その後は7年目(満6年)の命日が7回忌、13年目が13回忌、17、23、
27、33回忌・・・と続いていくわけなのですが、一般的には33回忌をもっ
て「弔い上げ」といって、個別の法事を終了することが多くなっています。
2. 主催者側の法事の準備
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□ 日程を決める
まずはご住職と主だった親戚の都合を確認して日程を決めます。
命日などの当日が難しい場合には、その日より前に行い、後に延ばすことはして
はいけないといわれています。ですから現実的には当日が無理なら、その直前の
土日などに行うことのが一般的です。
□ 場所の確定
法要を行なう場所は、自宅や、お寺の本堂、法事斎場、お墓などいろいろです。
法事後に会食をする場合には会食場を予約します。
□ お招きする人への案内状を出す。
お招きする人の範囲を決めて、手紙や電話などで案内をします。
卒塔婆をあげて頂く場合のご案内も一緒にしておき、とりまとめてお寺や霊園
に依頼します。
□ 引き物は表書きを「志」として用意します。
□ お寺様に差しあげる「お布施」「お車代」「御膳料」など
□ その他
・納骨する場合は埋蔵許可書、墓地使用許可書、印鑑
・位牌、写真
3. 当日の進め方
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事前に頼んでおいた卒塔婆を、お寺や霊園管理事務所から受け取り、お墓に供え
ます。お墓にはお花やお供え物を供えます。
法要は僧侶が声をかけて進行しますので、それに従って行ないます。僧侶にお経
を上げて頂き、出席者はお焼香をします。
法要のあと、会食の席を設けることが一般的です。会食の席で、主催者である施
主からお礼を述べ、帰りに「志」の引き物をお持ち帰りいただきます。
4.服装 (施主・参列者)
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3回忌くらいまでは、まだ亡くなって日が浅いことから黒が一般的です。
それ以降は地味な色のスーツやワンピースなどにする方も多いようです。
通常、施主は参列者より軽い服装にならないように注意します。
数珠は忘れがちなので気をつけましょう。
5.法事に出席する(参列者)
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法事には基本的に招待された人が出席します。
出席する場合、ご仏前として一般的には出席者1人あたり1~2万円程度をお供
えします。表書きは49日忌法要を境に「ご仏前」とします。
(その前は「ご霊前」とするのが一般的です。)
そのほか、お菓子やお花、お線香などをお供えすることもあります。
もし出席できない場合にも、欠席をお詫びするとともに、事前にお供えを贈って
おくと丁寧です。
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◆ 相談員のつぶやき 第18回
「 音楽葬ってどんなもの?普通の人もできる? 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして13年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、ご相談にお答えしま
す。
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┃Q┃
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タレントや歌手でもないのに「音楽葬」というのが流行っているようです
が、普通の人でも出来るのでしょうか?
実は入院中の実家の母(86歳)が
「自分が亡くなった時には美空ひばりの『愛燦燦』と『川の流れのように』
を流して欲しい」
と言っています。
父は長男ではありませんし、本家の伯父達も「自由にしてかまわない」と
言ってくれていますが、私達としてはやはりお坊さんにお経をあげてもら
いたいと思うのですが・・・。
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┃A┃
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音楽葬には特別な形式があるわけではありません。
今回のようにお元気だった頃のお母様が好んでお聞きになっていた歌手や
曲目をリクエストする事もありますし、ご遺族が故人の最後を飾るのに相
応しい曲をお選びになる場合もあります。
一般的に「音楽葬」というと、「家族葬」「自由葬」と言う無宗教形式の
葬儀が多いようで、曲目もクラシックを中心にした静かな音楽を好まれる
傾向があります。
とは申しましても、従来からのお寺の檀家や神社の氏子でしたら宗教的儀
礼に則った葬儀をしなければなりませんので、勝手に「式次第」を変更す
る事も難しい事です。
そのような場合にはBGMとして、
☆ 通夜振る舞い
☆ 開式前に会葬者が着席されるまで
☆ 弔電披露
☆ 弔辞
☆ 故人紹介
☆ 遺族挨拶(謝辞)
☆ 出棺
☆ 解散
等の際に流す事も充分可能かと存じます。
CDやテープ、ギター演奏ぐらいでしたら問題ないかと思いますが、斎場
の状況によっては生演奏が出来ない場合もありますので、事前に葬儀社と
相談されると宜しいでしょう。
私事ですが、つい最近83歳になる従兄弟の葬儀がありました。
前日の夜に納棺・通夜式をするのですが、その地方の習慣で、親族やご近
所の方達だけで夕方から会食(一寸した宴会)をするのです。その際にゲ
ートボール仲間の方から
「此処の父さん(故人)は五木ひろしが好きだったよねー、棺(おがん)に
へーるめー(入る前)に、ちーっとばっかテープでも聞かしてやらねー
かやー」
という事になって、早速カセットデッキだテープだと一騒ぎのあと『よこ
はまたそがれ』や『千曲川』が次つぎと流されました。
本家の跡取りとして養子に入ってからの60年ちかくを、厳しい舅や姑に
仕え唯ひたすら働き続けた堅物の従兄弟に「ゲートボール」のお仲間がい
た事や「カラオケ」で五木ひろしの歌を楽しでいた事は、私にとって驚き
ではありましたが同時にとても嬉しいことでした。
本当に思いつきのコンサートでしたが、最後は皆で合唱して泣いたり笑っ
たりの本当に心に残る温かいひと時でした。
勿論、その宴会の後ではご住職様の導師で納棺が行われ、通夜式も滞りな
く済ませていただきました。
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