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第97号 1周忌への心遣い(2012/02/25発行)


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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2012/02/25

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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集    「 1周忌への心遣い 」

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ!  「 4人の妻 」


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こんにちは。大野屋の川瀬です。

まもなく、東日本大震災から1年が経とうとしています。

改めて、1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


今回の「1周忌への心遣い」は、ご供養に関する悩みや不安を解消し、追悼する
気持ちのお手伝いとなることを願って書きました。

法要に呼ばれた際のマナーや、参加はしないけれども追悼の気持ちをお伝えした
い方へのアドバイスをご紹介します。


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◆ 特集   「 1周忌への心遣い 」
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亡くなった日から1年後に行う法事が1周忌です。
近親者や親しい友人など、比較的広い範囲の人を招いて行います。


遺族にとってみれば、お葬式が終わり、すぐに49日、その後新盆やお彼岸が立
て続けにあり、その間に遺品や財産の整理、各種の届出などを済ませているうち
に「もう1周忌?」と追い立てられるような1年間だったことでしょう。

そしてまた翌年には3回忌(満2年にあたる命日が3回忌です。ややこしいですね)
もあり、場合によっては、1周忌のこの時期には精神的、身体的、金銭的に負担
が大きかったり、不安を感じている人もいることと思います。


今回は、1周忌を迎える方が身近にいる場合、どのように気持ちを示したら良い
のか、迷ってしまう方のための特集です。

1周忌に招かれたけれど、何を準備する?
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招待を受けたら、なるべく早めに出席の返事をしましょう。
もしどうしても都合がつかない場合には、お詫びの言葉とともにお供えをお贈り
しましょう。


お墓に卒塔婆を立てる場合には、法事を主催する施主の方へ依頼します。
金額は3~5千円が一般的ですが、お寺によって違いますので確認して、「御塔婆
料」として当日施主へ渡します。
(宗派によっては卒塔婆を立てないこともあります。)

そのほか、故人へのお供えとして「御仏前」として現金を包むのが一般的です。

「御仏前」と表書きし、水引は黒白、双銀などにします。地域によっては黄白も
使われています。

金額は、関係にもよりますが、
出席する人数によって、1人ならば1万~2万円、ご夫婦など2人の場合は2~3万円
程度お包みします。会食や引き物などがありますので、人数が増える場合はそれ
を加味してお包みしましょう。

当日の服装は、喪服や黒のスーツ、ワンピースなどが無難です。
施主から「平服で」という案内があった場合には、黒にこだわらず、グレーなどの
地味な色のスーツ等でも構いません。

数珠を忘れずに持参します。


法事にお招きされていないけれど、何かして差し上げてもいい?
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法事は、お葬式とは違って、招待を受けた人のみが参列します。
ですから招待されていない人が当日にお参りに行くことはできません。


施主側としては、
「お招きしたいけれど、事情があって難しい」とか、
「気を使わせてしまって申し訳ない」
とご招待をためらっている方もいます。


施主から声がけがなかったとしても、
「早いものでもう1年ですね」
などご遺族への気遣いの手紙や、故人の好きだったものを贈るなど、故人を偲ぶ
気持ちを伝えると大変喜ばれます。

近くにお住まいなら、訪問してお参りさせてもらうのが丁寧です。先方の都合を
確認して伺います。もし遠方だったり都合がつかない場合には郵送でもよいでし
ょう。

いずれにしても、ご命日の前にお参りやお届けをし、命日より後になることがな
いように気をつけましょう。

お供えは、「御仏前」として現金か、お供えの品物を贈ります。
金額としては、関係にもよりますが5千円程度が一般的です。


品物なら、日持ちのするお菓子や故人の好きだったもの、他の人と重なっても困
らないギフト用のお線香やローソクなどが良いでしょう。


郵送する場合には、お金や品物だけではなく、お手紙を添えて贈るのがマナーで
す。


手紙の内容としては、以下のポイントを踏まえて書くと良いでしょう。

 ・この1年を振り返っての感慨や遺族への気遣い、励まし

 ・故人との思い出やエピソードなど添えると喜ばれます

 ・本来なら直接伺いお参りすべきのところ、遠方などの事情があって行けない
  ことへのお詫びと、お供えの品を同封したので、御仏前にお供えいただきた
  い旨を書きます

◆法事の常識
  法事を主催する方・参列する方それぞれの立場での常識をまとめました。

http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/houji/index.shtml?utm_source=mm201202&utm_medium=mail&utm_campaign=%E6%B3%95%E4%BA%8B

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◆知っているようで意外と知らない お彼岸の常識
  お彼岸の由来からお彼岸の準備や迎え方、送り方。お墓参りでの掃除の仕方
  やお供え物の置き方など、しきたり・常識を集めてみました。

http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/ohigan/index.shtml?utm_source=mm201202&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%BD%BC%E5%B2%B8

◆大切なお墓 気になるところはありませんか?
  お彼岸にむけて「お墓の無料診断」受付中です。

http://www.ohnoya.co.jp/cemetery/maintenance/maintenance.shtml?utm_source=mm201202&utm_medium=mail&utm_campaign=%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%86


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     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
      https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php


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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
          「 4人の妻 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして16年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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男性の平均寿命は79歳・女性は86歳と言われています。

運よく大病にかからず、交通事故や災害に遭わなくても、『憎まれっ子世にはば
かる』と陰口をたたかれる因業婆ァでも、あと20年も経てば確実に遠い国からの
ご指名が来るわけです。ましてや暴飲(?)暴食で肥満度2の安井が元気に(?)
その時を迎えられるということははなはだ疑問です。

昔から『まず臨終の事を習うて後に他事を習うべし』と言われているように、誰
でも公平に(100パーセントの確率で)臨終の時を迎えなくてはいけないのです。
生きてゆくうえでは常に『死』と向き合っていかなければいけないのだとつくづ
く考えさせられます。

仏教説話に『4人の妻』というのがあります。今日はそのお話をご紹介しましょ
う。


ある町に4人の妻を持つ男が居りました。

1番目の妻は、男が生まれた時に決められていた妻でしたが、男はこの妻をこよ
なく愛し、欲することはどんな事でも叶えてやりました。

2番目の妻は、大変苦労して人と争ってまで得た妻です。彼女は誰でもが皆羨む
程に魅力的で、男はそれが自慢でもありましたから、時には第1の妻よりも大事
にしました。

3番目の妻は、前の2人のように常に連れ歩くとか、自慢するという事はありませ
んでしたが、第1・第2の妻を気遣う優しい心根の女で、男にとっては最も心が休
まる大切な存在でした。

4番目の妻は、その存在すらも忘れられてしまうほどで、優しい言葉や愛情のひ
とかけらも与えて貰えないまま、ただただ使用人のように毎日を男のために働き
続けました。


ある時、男は遠い国に行かなくてはならなくなりました。

そこで男は愛する妻たちに自分と一緒に行ってくれるよう頼みました。
ところが

1番目の妻には、『私はお供出来ません。どうぞお一人でいらして下さい』とき
っぱり断わられました。

2番目の妻は最も手厳しく、『どうぞ私の事は忘れてご自由にいらして下さい!
私は別の方と再婚いたします』とのこと。

3番目の妻には、涙ながらに『お別れするのは大変辛いのですが、ご一緒する事は
出来ません、せめて城門まではお見送りさせていただきます』とこちらもあっさ
り断られてしまいました。

あれほど愛した3人の妻たちからことごとく断られてしまった男は、最後に4番目
の妻を思い出します。すると4番目の妻は『貴方の行くところへはどこまでもお
供いたします』と言ってくれました。

ここで初めて、男は4番目の妻をもっと大切にしてやるべきだったと気付き、二人
で旅立って行くのです。

さて、このお話の『ある町』とは生きている世界、『遠い国』は死の世界です。

1番目の妻とは男の肉体。どれ程大切にしても最期は必ず滅びてしまいます。

2番目の妻とは男の財産や地位や権力。どれだけ大変な思いをして得たものであっ
ても、死んでまで持ってゆく事は出来ません。

3番目の妻とは男の両親・兄弟・子供達。お互いに慈しみ愛し合っても一緒に死ぬ
事は出来ません、せいぜいお墓参りをしてくれるだけです。

4番目の妻は男の心です。
頑強な肉体も美しい容姿もいずれは朽ち果てます。有り余るほどの財産も人が羨
む地位や名誉も永遠に所有する事は出来ませんし、愛するものもいずれ時が経て
ば忘れてゆくものです。

しかし心、『善業(善い行い)』は永遠に残ります。全てが原因結果によって成
り立っているのだとすれば、善い行いという因を重ねることで、必ず善い結果が
あるのだと考えられるのだそうです。

この事実を胆に命じ、心正しく毎日を一所懸命に生きていけば、その1日は世界
中の宝物を手にすることよりも尊く素晴らしいものですよという事だそうです。


大それた悪事も働かない代わりに、自分と家族の安穏とした暮らしのみを願って、
日々ぼんやりと煎餅をかじっている場合ではありませんね~(笑!)

第4の妻(夫)からも見捨てられて、一人淋しく旅立たなくても良いように、せい
ぜい意識のはっきりしている今のうちに、自分の心(命)を綺麗にする努力をし
ておかなくては!


・・・せめて今日一日くらいは(笑)。


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最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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