第104号 喪中のお祝いごと・旅行はNG?(2012/09/26発行)
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メモリアルアートの大野屋
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冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2012/09/26
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃ 1◆ 特集
┃ 「 喪中のお祝いごと・旅行はNG? 」
┃
┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ!
┃ 「 老いのたしなみ 」
┃
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こんにちは!大野屋の川瀬です。
すっかり秋めいてきた今日このごろ。
行楽にはもってこいの季節でもあります。紅葉狩りや温泉旅行、秋の味覚食べ歩
きなどなど・・・楽しみは尽きませんね。
そんな季節のためか(?)最近大野屋テレホンセンターには、
「喪中だけどお祝いごとをしたり、旅行に行っても良い?」
というご相談を頂いています。
今日はそんな喪中のときの心配ごとの特集です。
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◆ 特集 「 喪中のお祝いごと・旅行はNG? 」
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喪中って何?
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家族や親戚が亡くなったとき、一定期間、死を悼み、喪に服して身を慎むのがし
きたりです。
「服喪」ともいい、喪服を着て身を慎むという意味で、現在はその期間の慶事を
慎むこととされています。お祝い事を執り行ったり、お祝いの席に出席すること
は避けるのが慣わしです。
ただし喪中はよく知られる慣習であるにも関わらず、実は具体的には喪中の範囲
や期間が決まっていないことをご存知でしたか?
決まりがないからこそ、大人としての判断や常識が問われる難しい慣習なのです。
喪中の期間について
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喪中の期間に決まりはありませんが、ひとつの目安はあります。
それは明治時代の法律「太政官布告」(だじょうかんふこく)です。
この法律に定められている喪中の期間は、現在も目安のひとつとして広く使われ
ています。
(もちろん現在は廃止(昭和22年)されていますので、ご注意を!)
≪服喪期間一覧≫ (「太政官布告」)
【 故人の続柄 】 【 服喪日数(喪中の期間)】
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□ 父母 13ヶ月
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□ 夫 13ヶ月
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□ 妻 90日
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□ 兄弟姉妹 90日
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□ 祖父母(父方) 150日
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□ 祖父母(母方) 90日
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※その他の続柄はこちらでご覧ください。
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/index.shtml?utm_source=mm201209&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%96%AA%E4%B8%AD
このように、続柄に応じて喪中とすべき期間が定められているわけです。
実はこの法律によると、妻の父母に不幸があっても、夫は喪中になりません。こ
れはあくまでも明治~昭和の初期のものですから、その時代の感覚ということな
のでしょう。ですからそのまま現在も用いるのは難しいかもしれません。
現在は、妻方の両親に不幸があった場合、夫婦とも1年間を喪中とする人が多い
のが実情でしょう。
また、亡くなった人と「同居していたか、別居していたか」や「生前の親交の度
合い」も含めて総合的に判断することも大切です。
ケースバイケースなのが難しいところです。
喪中期間のこれはタブー?
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喪中のしきたりは、現在では簡素化されていることも多いですが、マナーの基本
は心得ておいたほうがよいでしょう。
今回は「これはタブー?」とよく質問をいただく項目をまとめました。
◆ お祝いごと
結婚式や祝賀パーティなどの慶事(祝い事)には、たとえ招待されたと
しても、少なくとも49日忌までは遠慮したほうがよいでしょう。
立場上、どうしても出席しないといけない催しの場合は、主催者へも
相談して出欠を決めることもあります。
◆ 神社への参拝
神道では死を「穢れ」と考えます。
身内に不幸があった人は喪中期間があけるまで神社への参拝や、お祭り
への参加も慎みます。
ただし、神社によっては忌明け後(49日があけた後)であれば、参拝し
てもよいというところもあります。
◆ 旅行・レジャー
旅行やレジャーは遊興にあたるので49日があけるまでは基本的には避け
たほうがよいでしょう。
◆ 七五三
喪中の間は「鳥居をくぐってはいけない」(神社の中に立ち入ってはい
けない)といわれています。
ただし神社によっては50日祭が終了していれば良いと言われる場合もあ
りますので参拝予定の神社へ相談してみることをおすすめします。
また数え年でのお祝いを予定していた場合、1年遅くして満年齢にてお
祝いをすることもあります。
◆ お歳暮
お歳暮は日頃お世話になっている方へのお礼であり、お祝い事ではあり
ません。通常どおりのやり取りで差し支えありません。
ただし贈り先が喪中のときには、紅白の水引はかけず、白無地の奉書紙
か無地の短冊を使って、表書きは「お歳暮」とします。
また不幸があったばかりで49日も明けていないような場合には、贈るの
は忌明け後(49日以降)にしたほうがよいでしょう。忌明け後まで待つ
とお歳暮の時期を逃してしまう場合には、松の内(一般的には1月7日。
地域によっては1月15日)が明けてから、「寒中見舞」として贈ります。
なお、自分(贈り主)が喪中の場合には、先方に不幸があったわけでは
ないので、普段通りお歳暮を贈っても構いません。
ただし贈り先によっては、喪中の人からの贈り物を不吉と考え気にする
こともあります。
その場合にはやはり四十九日を過ぎてから水引を掛けずにお贈りします。
◆ お正月
喪中に年を越す場合には、門松、しめ縄、鏡餅などの正月飾りをせず、
初詣や年始回りなども控えるようにするのが基本です。
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<喪中(年賀欠礼)特集>
喪中には年賀状を控える。ごく当たり前に行われている"しきたり" ですが、
その期間や範囲など、むずかしいところも少なくありません。
□喪中とは?期間と範囲は?
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/index.shtml?utm_source=mm201209&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%96%AA%E4%B8%AD
□気持ちの伝わる喪中のあいさつ文例集
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/hagaki.shtml?utm_source=mm201209&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%96%AA%E4%B8%AD%E6%96%87%E4%BE%8B
□仏事Q&A 喪中(年賀欠礼)の質問
http://www.ohnoya.co.jp/faq/manner/?utm_source=mm201209&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%96%AA%E4%B8%AD%EF%BC%B1%EF%BC%A1
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しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
もちろん匿名で質問できます。
お気軽にお問いあわせください。
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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
「 老いのたしなみ 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして16年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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先日、旦那寺のご住職様主催の敬老会がありました。
今年から年金を頂戴できる年になったので、私も晴れてご招待頂けるものと思い
きや、
『お寺では65歳はまだまだ「若いもん」ですよ、しばらくは働いて貰わないと』
(にこにこ!)
という住職のおだて(?)に乗せられて、当日は朝早くから首にタオルを巻いて
張り切ってお手伝いさせていただきました。
しかし『戦い済んで日が暮れて』みれば夕方には足腰が立たない程に疲れ果て、
若い人にも任せるべきであったと反省する事しきり!
巷では世代交代だの、人心一新だのと言ってるけれど、お寺だけは相も変わらず
70代・80代が中心で、達者なのは見た目と口だけ、階段上がるのも靴を履くのも
一人じゃままならない方が多いのです。
考えてみれば、敬老の日だからといって嫁や娘が付き添って来てくれるような人
はほんの僅かで、一人暮らしをしておられるのがほとんどです。
だからといって、淋しそうでもなければ不自由している様子は微塵もなく、むし
ろ大半の方が
『嫁に気兼ねしたり、孫の世話に煩わされるくらいなら、一人で気ままに居るの
が一番よ』
と言われます。
確かに自由に使えるお金と住まいさえあれば、悠々自適の優雅な生活ではあるの
でしょう。
がしかし、それもこれも足腰が立って、日々の生活が不自由なく出来ている間だ
けの事。物忘れが多くなり、ペットボトルの蓋がなかなか開けられない、物干し
竿に手が届き難くなった、靴下やパンツを履くのにも片足では立てなくなったら、
これはもう体力・気力・そして財力が残っている間に気ままな一人暮らしの卒業
を覚悟するのが、老人のたしなみというものかもしれません。
しかし、だからといって若いもんに気兼ねをしてホームに入ったり施設を探す必
要なんてちっともありゃしないんですよ。堂々と子供たちの世話になればよいん
です。だって苦労して育てた子供たちですからね~。
しかし、同居の暁には、『ついこの間のこと』と思っている全てが、若い人たち
にとっては『半世紀も前の化石のようなこと』である事実を認識しておくべきだ
し、聞き取れない早口の日本語に神経をすり減らしたり、種々の価値観の相違に
も腹を立てないだけの忍耐力を養っておかなくてはいけないのでしょう。
一方若い人にとっても、ここ一番で出てくる黄門様の印籠のように、何かにつけ
て振りかざしてくる古臭い常識論を上手にかわすだけの術を磨き、うんざりする
ほど繰り返し話される経験談にも心からの感動と微笑で応えられるだけの余裕を
養ってもらわなくてはいけません。(ちょっと要求が大きすぎ?)
更には年寄りの能力・体力の急降下に翻弄されないだけの物理的、精神的な準備
もしておかなくてはなりません。
というと、双方にとってずいぶんと苦労が多いように感じますが、老若男女がご
ちゃごちゃと入り混じった日常の生活で、混乱や葛藤やはあるけれど、慈しみあ
いながらやがて順番に『死』を迎え『死』を看取ってゆく繰り返しが、人が人ら
しく生きてゆく為に最も自然な姿だと思います。
幼い頃から人の『生老病死』を日々の生活の中で自然に肌で体験する事で、年よ
りも若者も『かつて来た道・何れ行く道』を自ずと理解出来るようになるのでは
ないでしょうか。
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「奈良薬師寺 東関東別院潮音寺」の僧侶をお招きして人形供養祭
を開催いたします。
□ 10月20日 フューネラルリビング横浜(横浜市都筑区)
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□ 11月10日 常光閣(千葉市)
※本敬寺様(千葉市)より読経いただきます
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[ぜひご覧ください]メディア掲載のおしらせ
◎読売新聞朝刊 9月27日
「なっ解く『つきあい』」のコーナーにて、家族葬の場面での参列やお参りについ
て、川瀬が取材にお答えした記事が掲載されます。
◎雑誌「女性セブン」 9月27日
◎雑誌「週刊女性」 10月16日
大野屋テレホンセンターによくいただくご相談をまとめた仏事のガイドブック
2冊セットプレゼントについて掲載されます。
◎雑誌「葬祭流儀(埼玉 Vol.2)」 10月1日
仏壇・仏具、手元供養、お墓の引越し、について弊社が取材協力した
記事が掲載されています。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 編集:川瀬 由紀
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