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第114号 結び方や色に想いを託して・・・水引のQ&A(2013/07/25発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2013/07/25

                         http://www.ohnoya.co.jp
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集
┃          「 結び方や色に想いを託して・・・水引のQ&A 」

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ! 
┃          「 石屋の心意気 」

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こんにちは!大野屋の川瀬です。


今回の"安井睦華の それはそれ、これはこれ!"では、自称「面食い婆さん」
安井が消防士や自衛隊員、高校球児、職人にほれぼれしていますが、私の場合、
ダントツの一番はやっぱり「箱根駅伝の白バイ隊員」。

まさに胸キュン(死語)です!

毎年沿道に行って、周りからは変な目で見られています。ちゃんと選手も応援し
てますよ~!

また、安井と同じく、高校野球にもなぜか涙ぐんでしまいますが、なぜなのでし
ょう・・・?結構こういう人は多いのではないかと思いますが、日本人特有なの
でしょうか・・・?

それはさておき、今回は「水引のQ&A」です。

贈り物を買ったお店で
「水引やのし、どうしますか?」
と聞かれて、「えっ?どうしよう・・・」という経験がある人も多いのでは?


過剰包装を慎むエコの時代ですが、贈り物に想いをこめる日本のよき慣習、知っ
ておきたい大切なしきたりですね。


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◆ 特集  「 結び方や色に想いを託して・・・水引のQ&A 」
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お中元、お盆のお供え物、ご祝儀や不祝儀、なにかと必要になることが多いのが
水引。

冠婚葬祭や日頃のお付き合いの際に、お金や品物を贈る機会は多いものです。
そんなときに欠かせない、水引のしきたりについて見てみましょう。

水引は、室町時代に中国から輸入した品物が紅白の縄で結ばれていたことから、
贈答品に赤白の紐をかけるようになったのが始まりだそうです。

水引という名前は、和紙をよってこより状にしたものに、水糊を引いて乾かした
ものであることから名づけられたといわれています。

本来はお金や贈り物の包みをしっかりと結びとめる目的で使われ、また神聖・
清浄の意味も持つともいわれます。


水引の色は地域によって違う?
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不祝儀の水引は、黒白、双銀、白一色のほか、黄白もあります。

多くの地域では、黒白が基本ですが、関西・北陸などの一部地域では、お葬式や
法事で黄白の水引を使うところがあります。


「贈る相手の地域が、自分の地域と違う場合には、どちらに合わせたらよいでし
ょうか?」というご相談もいただきます。


決まりはありませんが、もし相手の地域の慣習が分かっているようなら、それに
したがって贈れば丁寧です。


ただし、一番大切なのは贈る気持ちなので、相手の地域の慣習に詳しくない場合
には、無理に合わせる必要はありません。相手に失礼ということもありません。


紅白と黒白、両方を同時に渡す・・・こんなことアリ?
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「お墓を新しく建てた親戚にお金を包みます。お墓を建てることはお祝いと聞い
たので水引は紅白ですか?
でもご不幸があってご納骨もされるのですが、御仏前は黒白で持っていきます。
紅白と黒白を両方渡すのでしょうか?」

これもよくある質問です。


本来、お墓を建てるのはおめでたいことなので、親戚など近しい人はお祝いを渡
すこともあります。

その場合は「建碑祝」「祝建碑」と表書きし、紅白の水引をかけます。

しかしご納骨も同時に行うような場合には、不祝儀を優先し、「御仏前」にまと
め、加味して少し多めの金額を包むことが一般的です。その場合は水引は黒白
(黄白)になります。


ただ、お祝いはお供えとは別に渡したい、という場合には、「建碑祝」には水引
をかけず、白無地の封筒や奉書紙に包んで贈ります。


お金と品物を両方贈る場合、水引は両方にかけますか?
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二つの物の両方にのしや水式をつけることを「二重ね」といいます。

一般的には「二重ね」にせず、のしや水引は片方にのみにかけることが多いよう
です。

主となる方(この場合はお金)に水引をかけ、もう片方は包装紙だけで渡します。

水引をかけていけないものってありますか?
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水引をかけてはいけないものはありません。

ただし「のし」は肉や魚、卵などを贈るときには必要ありません。

のしは、「のしあわび」の略で薄く伸ばしたアワビを縁起物として贈り物に添え
ていたことから由来しているので、現在は簡略化され印刷のものや紙を折ったも
のを使用するようになっても、肉や魚には添えないしきたりです。


お盆に親戚の家のお仏壇にお線香をあげにうかがいますが、表書きと水引は?
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49日が過ぎている場合には「御仏前」とし、黒白の水引で贈ります。

まだお亡くなりになったばかりで、49日もあけていない場合には「御霊前」の
表書きにします。(浄土真宗は「御仏前」とします。)


【「お盆」については、ホームページでも詳しくご覧いただけます↓】
 http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/index.shtml

相手を想い、結び方や色に贈り主の想いを託す水引は、日本のすばらしい慣習の
ひとつですね!

【御香典袋の表書き、包み方の特集はこちらです。↓】

http://www.ohnoya.co.jp/faq/qa/reference/omotegaki.html

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     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
      https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php

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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
               「 石屋の心意気 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして17年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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私は結構面食い婆さんで、消防士や自衛隊員、吹奏楽のマーチングや高校野球の
入場行進を見ただけでもわくわく、どきどきして涙ぐんでしまいます。

周囲の人からは「単に制服好き」と思われているようですが、実のところはそう
いうかっこよさとは真逆の〔職人〕が大好きなんですよ~。


子供の時から大勢の職人に囲まれて育ったせいもあって、一昔前の男らしい〔頑
固さ〕や〔気概〕、自分の腕や技術に対する〔誇り〕や〔自信〕のある姿を見せ
られると、もう心底ほれぼれしてしまうんですねぇ。

そんな私が、大学を卒業してすぐに勤めたのが大学病院の癌研究事業団。

その道のプロフェッショナルと言われる教授・助教授連中や賛助会員と称する企
業オーナーばかりの中で十数年・・・。
〔白い巨塔〕を彷彿とさせるような権力と醜い人間ドラマに嫌気がさして退職は
したものの、はてさて娘と二人この先どうやって生きていこうか・・・、でも不
思議と後悔はしていませんでした。

その後、縁あって当社にお世話になったものの

「【医者】の次は、【石屋】か?」

と言う気持ちもちょっぴりあって、それまでの派手な生活とはこれもまた真逆の

「お客様は仏様です」

と超が幾つもつくような堅い会社では何かにつけ戸惑うことばかり。


はてさて、このまま続けられるものかと悩んでいた矢先に、墓所案内会のお手伝
いをする機会がありました。


ちょうどお客様のご納骨があるというので、朝から工事関係の職人さんも来て、
納骨式の始まる数時間前から周辺の掃除やら法要の準備をしていましたので、新
人の私も見学させてもらうことになりました。

ふと見ると、墓石の下の狭い納骨棺に職人さんが潜り込んで、コンクリの壁やら
棚を一所懸命に拭いているのです。

「あの~、そこってお骨壷入れるところでしょ??怖くありませんかぁ~?」
と問いかけた私に、50を結構すぎた茨城訛りの職人さんは「何いってんだ?」と
言わんばかりの顔をして、

「だから~、今日は~仏さんとの最期の別れだかんねぇ~、綺麗にしといてやん
ねえと切ないでっっしょ!」

との言葉に

〔がぁーん!!・・・〕


更に、

「オレラが墓作らして貰うっちゅうのわぁ~、結局は仏さんの家さ作るちゅうこ
とだかんねぇ~!

見送る家族の気持ち~かんげえてやんねえとぉ~。

たっけぇ~金さ出して貰って、おれらがおまんま食わして貰ってる訳だしよ~」

との言葉に、入社以来のもやもやしていた気分も一気に吹っ飛んで、朝ドラの
〔アキちゃん〕ではありませんが

〔超かっけぇえ~〕(凄くカッコいい~って事です)

〔私この会社に決めた!こういう職人さん達と一緒に仏さんのために働いて、お
まんま食わして貰おう!〕

と決心して29年、我が勤め人人生の大半をお世話になっている次第です。


ところで最近の職人さんはさすがに経験と勘と技術だけではおっつかなくなって、
最新式のハイテク機械を使いこなして強度計算や材質の分析もすれば、機械を使
って様々なお墓のデザインだって即座に作れなければいけないのですが、それで
もなお昔ながらの〔石工〕の心意気は生きているんだというちょいと良いお話が
ありました。


当社を含む数社から墓石工事の見積りを取って比較検討されていたお客様から
「亡くなった主人から、《大野屋さんにしなさいよ》と言われたような気がした
ので、工事お願いします」
とのご連絡を頂きました。

早速担当者に伝えたところ、ひどく驚いて

「実は、ついさっきその霊園に行く用事があって、たまたまお客様のお墓の前を
通りかかったんですよ。

そしたら花が枯れてしまって凄く汚かったんで、水取り換えたりその辺を掃除し
てきたところだったんですよ~。

うちのお客さんて決まった訳でもないので、ちょっと気が引けたんですけど、新
しい仏さんなのに何だか気の毒な気がして・・・。単なる偶然なんでしょうけど
~」

と不思議がることしきり。


この話が亡くなられたご主人様からのご褒美なのか、単なる偶然なのかはともか
くとして、若い社員の行為が、その昔に聞かされた職人さんの〔墓石への熱い思
い〕と変わらずしっかりと受け継がれていることを確認できて嬉しく思いました。

石焼け(墓地焼け)で真っ黒黒の若い社員の笑顔には、ちょっぴりですが〔石屋〕
としての誇りさえ感じられました。


今月はちょっとばかり手前味噌みたいなお話になってしまいましたが、平素は直
接お客様と接する機会のない我が愛すべき〔石屋〕の心意気についてお話させて
頂きました。

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◎TV「7スタLIVE」テレビ東京 8月1日 9:28~11:13

  町田いずみ浄苑、メモリアルギャラリーさぎ沼が紹介されます。


◎雑誌「月刊ぎふと」8月号(8月1日発売)

  大野屋テレホンセンターでの仏事のご相談受付について紹介されます。
  川瀬が取材にお答えしました。


◎読売新聞(夕刊) 8月16日

  『自由時在』欄に当社の女性葬祭ディレクターが紹介されます。


◎TV「クギズケ!」中京テレビ 8月25日 11:40~12:35

  高田純次さんが終活体験をする企画で、当社がお葬式やお墓をご提案します。

※掲載・放映予定は変更となることがございます。

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