第116号 ハロウィンって何?(2013/09/25発行)
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メモリアルアートの大野屋
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冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2013/09/25
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 1◆ 特集
┃ 「 ハロウィンって何? 」
┃
┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ!
┃ 「 私の終活 」
┃
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こんにちは!大野屋の川瀬です。
花屋や雑貨屋などで、かぼちゃやオバケをモチーフにしたカラフルなハロウィン
の飾りを見かける季節になりました。
日本でも年々定着しつつある行事で、私も自宅に小さなかぼちゃを飾ったり、ハ
ロウィンで盛り上がるディズニーランドに遊びに行ったりしますが、
「・・・そもそもハロウィンって何だっけ??」
というような状態です・・・。
皆さん、そうですよね!?私だけじゃないですよね(笑)!?
そこで、今回はハロウィンの素朴な疑問を解き明かしていきましょう。
意外にも日本の伝統行事と通じるものがあるのです!
さて、その伝統行事とは・・・?
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◆ 特集 「 ハロウィンって何? 」
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●ハロウィンはいつ?
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10月31日の夜にお祭りが行われます。
11月1日はキリスト教の「万聖節」(ばんせいせつ)。
万聖節とは、全ての聖者に祈りを捧げる日です。
そしてその前夜10月31日がハロウィンです。
●ハロウィンとは?
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ハロウィンは古代ケルト人の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられたものだとい
われています。
2000年以上も前の古代ケルトの暦では10月31日は大晦日にあたります。
この夜には死者の霊がこの世に戻ってくると考えられていましたが、死者の霊だけ
でなく悪魔や悪霊も出てきて、生きている人に悪さをすると信じられていました。
これらから身を守るために、魔よけの火を焚いたり、魔物の格好をして防いだのが
ハロウィンの由来といわれています。
子供たちは、魔女やオバケに変装して、各家々をまわり
「トリック・オア・トリート(Trick or treat)」(お菓子をくれなきゃいたず
らするぞ)と言いながら、お菓子をもらって歩きます。
仮装をするのは、悪霊たちを驚かせて逃げていくようにするためといわれていま
す。
●ハロウィンそっくりの日本の伝統行事とは?
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死者の霊がこの世に戻ってくる行事といえば・・・
そう、日本の「お盆」です。
特にかぼちゃのちょうちんや、お墓参りをしてロウソクに火を灯す風習など、お
盆の提灯や迎え火・送り火の風習と意外に共通した点が多いのです。
また子供たちがお菓子をもらうお祭りとしては、関西地方で盛んに行われる「地
蔵盆」とも似通っています。
地蔵盆とは、通常のお盆とは別に行われる子供たちが主役の行事です。各地域の
お地蔵様を綺麗に飾り付け、お供えものや灯篭を置きます。日中は読経や子供へ
のおやつの配布があり、夜は踊りや花火など子供向けの催し物をして賑やかに過
ごすことが多いようです。
もちろんそれぞれ別々の行事でしょうが、国や文化、宗教は違っても、先祖への
感謝の気持ちや自然など人間の力の及ばないものへの畏敬の念は、万国共通なの
かもしれませんね。
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しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
もちろん匿名で質問できます。
お気軽にお問いあわせください。
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そろそろ気になるのが喪中はがきのしきたりやマナー。
こちらに詳しく掲載していますので、ぜひご覧ください。
・喪中とは?期間と範囲は?
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・喪中(年賀欠礼)の質問
30問以上のQ&Aを掲載!
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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
「 私の終活 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして17年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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仕事柄、日々「葬儀」や「終末」に関わる質問やご相談が多いので、当然のこと
ながら自分の死、家族の死についても準備万端整っていて良さそうなものなので
すが、あに図らんや、大野屋テレホンセンターでは生前準備をしている人間がほ
とんどいないのですからまさに「紺屋の白袴」です。
まあ確かに20代、30代の若者にとってはあまりにも先の話ですが、さすがに我々
のような年になると、自分の身の回りの始末くらいはきちんとしておくのが「大
人のたしなみ」というものではないでしょうかねぇ。
一昔前でしたら還暦を過ぎた女性ならいつなんどきお迎えが来ても恥ずかしくな
いようにと、夫や自分の為の新しい浴衣やふんどし(T字帯)などの旅立ち準備
はしていたものだそうです。
取り敢えずその程度の準備さえしておけば、後のことはご近所の仲間がなんとか
仕切ってくれたものですが、最近では町会どころかお隣さんとのお付きあいもほ
とんどないという状況では、自分のことは全て自分でしなくてはいけない時代に
なってきたのです。
そのような時代の流れもあって、葬儀業界や保険業界では、既に20年以上も前か
ら「葬儀の生前準備」とか「葬儀の資金準備」なる商品が売り出されていたので
すが、実際に利用されていたのは先進的なお考えを持った一部の人たちだけでし
た。
「終活」という言葉も、最近でこそ当たり前のように使われていますが、思い返
せば新語・流行語大賞のトップ10に入って急速に広がったのは、記憶に新しいと
ころです。
今ではもうどこの終活セミナーも遺影撮影会も満員御礼、キャンセル待ちもある
ほどの盛況ぶりで、「60歳を過ぎたら終活」は高齢者の間での流行になっていま
す。
前にも一度お話をしたことがありますが、私も両親を見送ってから自分自身のた
めに葬儀の「生前予約」をしました。
2年に1度の見直しの際には、職場の人たちも一緒になってああでも無い、こうで
も無いと修正を重ねてきて、その度にシンプルでお安くなってきていたので、自
分なりには結構満足していたのです。
・・・が、うかつにも肝心要の娘夫婦に詳しい内容までは見せていなかったんで
すねぇ。
つい先日娘夫婦と介護や葬儀について話をする機会があって、はじめて、自慢の
「生前予約」を披露することになったのです。
・会社のみんなにもいろいろ相談してもう5回も見直しをした!
・遺影写真もプロのカメラマンに撮ってもらったので、安心!
・通夜・葬儀告別式と2日間ではなく、1日葬で良い!
・昔の友人や田舎の親戚には後日葉書でご挨拶すれば良い!
・49日忌で納骨したら住職に頼んで永代供養しその後の法要はしなくても良い!
・葬儀費用とお布施は保険で何とかまかなえるから心配ない!
しかし、得意満面で話し終わるのを待っていた二人から出た言葉はまったく予想
外で
「お金の無い自分たちに面倒掛けたくない気持ちはありがたいけど、そもそもお
葬式ってお母さんのためだけのものではくて、家族や関わりのあった人達とのお
別れの儀式ですよね?
毎日ガミガミ叱られてる子供たちだって内心はきっと凄く寂しいし哀しいと思う
んですよね。
だから自己満足や気休めかもしれないけど、きちんと供養することで、生きてた
時には言えなかった感謝とか、罪滅ぼしをした気持ちになれるんじゃないかと思
うんですけど・・・。
そうでないと僕たち家族の気持ちはどうやって処理したら良いんでしょうかね?」
似たもの夫婦と言うか、割れ鍋に綴じ蓋と言うか、至らないことばかりが目に付
く娘夫婦ではありますが、いやいや今回ばかりは心底嬉しかったですね。
これまで家の中のことをほとんど強引に自分中心で決めてきてしまったのですが、
「私の終活」が単に私だけのものではく、遺してゆく大切な家族との「過去と現
在と未来に続く長距離リレーの魂のバトンタッチの場」になるということを改め
て教えられた気がしました。
ならば、今一度手元の契約書をたたき台に、家族そろってゆっくり話し合わなく
てはいけないなと思った次第です。
取り敢えずは憎まれっ子の婆ですので、お迎えが来るまでにはもう少し時間があ
りそうですからネ・・・(笑)
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