第156号 これって常識?非常識?香典の疑問(2017/01/25発行)
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メモリアルアートの大野屋
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冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2017/01/25
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 1◆ 特集
┃ 「 これって常識?非常識?香典の疑問 」
┃
┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ!
┃ 「 新年を迎えて・・・」
┃
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こんにちは!
メモリアルアートの大野屋の和田です。
この度は『テレホンセンター開設20周年記念』にたくさんの応募を頂き、あり
がとうございました。当選者の方には、本日発送させて頂きました!どうぞ楽
しみにお待ちくださいませ^^
また、ご意見・ご感想を参考にさせて頂き、より一層お役立てできるメールマ
ガジンにして参ります。
2017年もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします。
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◆ 特集 「 これって常識?非常識?香典の疑問 」
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どんな場面でもこれって常識?非常識?って悩むことありますよね。
最近はインターネットという便利な物があるので検索する方も多いかと思います。
しかし、こっちのサイトではこう書いてあるけれど、違うサイトを見ると真逆の
事を書いてある!一体、どっちが正しいの~なんて事もしばしば。
特にお葬式の場では、失礼のない対応をしたいものです。
今回は、インターネットでも色んな回答が見られる意外と知らない「香典」の疑
問についてお伝えします。
■ そもそも香典とは?
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香典とは本来「香奠」と書きます。
文字通り、もともとは亡くなった方を供養するために、香(線香)を供える(奠)し
きたりでした。
しかし、喪家側で香を用意するようになったため、現在では香料としてお金を包
んで持参し、お供えするようになりました。
■ 表書きは「御霊前」?「御仏前」?
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相手の宗教に合わせた不祝儀袋を用います。
しかし、文具店では沢山の不祝儀袋が並んでいて、どれを選んだらいいのか途方
にくれることも・・・。
一般的には「御霊前」「御香料」としておくのが無難です。
ただし浄土真宗など宗派によっては「御仏前」とする場合もありますので注意し
ましょう。
◇ 表書き・水引についてはこちらでご覧ください。↓
http://www.ohnoya.co.jp/faq/qa/reference/omotegaki.html
■ 香典の金額の目安
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故人とのご関係、お付き合いの程度、地域の慣習や親族のお考えによって異なり
ます。目安としては以下の通りです。
◇香典額の目安
(亡くなった相手) (金額)
・両親 5~10万円
・兄弟姉妹、その配偶者 3~5万円
・祖父母 1~3万円
・叔父、叔母、従兄弟 1~2万円
・その他の親戚(特に親しくない場合) 1万円
・ご近所(町会の決まりがあれば従います)5千~1万円
・友人、知人 5千~1万円
少なすぎても失礼ですし、多すぎても先方の負担になります。分相応なところで
考えてみましょう。
■ 香典に2万円は失礼なの?1万円じゃ少ないし、3万円はちょっと多いし...
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2万円など偶数はよくないということを言う人も多いのですが、特に根拠がある
話ではありません。
お香典の額としてふさわしくない数字は、死や苦につながる「4」や「9」とい
う数字です。
ただそうはいっても、中には、不幸が重なる・再びなどとして避けられている方
もいます。
気になるようでしたら、お札に5千円札を使って枚数を3枚にしたり、
また、御花料や御供物料と香典、2つ袋を用意して1万円・1万円で分けてお渡
しになってはどうでしょうか。
(よく1万じゃ少ないし、3万はちょっと多いし...という相談の方が多いので、
案外2万円は需要がある数字ではないかと思っています。最近は、しきたりに過
度にこだわらない喪主様が増えていますので、あと数十年すれば当たり前に2万
円という数字が使われていたり・・・?!)
■ 香典には新札は使わないの?
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中に入れるお札は、新札を使わないという慣習があります。新札だと事前に準備
しておいたようで失礼になるという考えからです。
しかし人に差し上げるものですので、あまり古いお札を使うのも考えものです。
もし新札を使う場合には一度折り目をつけたものをお包みすると良いでしょう。
■ お札の向きは?裏表関係あるの?
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色々諸説ありますので、厳密な決まりはありません。
ただ、袋の表側にお札の裏側が向くようにし、金額の頭の方が上になるように
入れることが多いようです。
(ただ、受付(会計)の人が香典からお金を出してバラしちゃうので、特に気にさ
れなくても・・・というのも本音ではあります)
■ 香典を郵送しても良いの?
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できれば直接弔問に伺って、手渡すのがマナーですが、遠方でのお葬式だったり
どうしても都合がつかない場合には、郵送してもよいでしょう。
不祝儀袋を書留封筒に入れ、現金書留で送ります。
このときお金だけ送るのではなく、お悔やみの言葉と参列できないお詫びを書い
た手紙を添えましょう。
「香典」ひとつにとっても、日本人の古くからのしきたりが凄く感じられます。
ただ、そういったしきたりには、現代の忙しい生活や核家族化した家族構成には
難しいことも少なくありません。時代とともに変化していくものでもあります。
また、郷に入っては郷に従えです。
自分が持ってきた香典の金額を受付で書く地域、香典の領収書が出る地域、頂い
た香典の額をそのまま返す地域・・・様々です。
さまざまな仏事のQ&Aが日々更新されています。
◎仏事Q&A
http://www.ohnoya.co.jp/faq/
こちらもご覧ください。
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しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
もちろん匿名で質問できます。
お気軽にお問いあわせください。
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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
「 新年を迎えて・・・ 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして21年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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メルマガ会員の皆様、明けましておめでとうございます。
平成7年の1月に開設したテレホンセンターも22年目の春を迎えました。
かつては【しきたり】や【慣習】として姑から嫁へ、地域や親族の年長者から若
い世代へと伝達し継承されていた仏事の約束事が、都会住まいの核家族世帯では、
口うるさい爺・婆やおせっかいなご近所がいない代わりに、気軽に相談できる人
も居ないという事になってしまって【遠くの親類より近くの大野屋】をご利用下
さるお客様も年毎に増えてまいりました。
当初は月に50件にも満たないお問い合わせが、今ではお電話だけでなくホーム
ページの相談窓口なども通して、年間2万5千件、累計26万件ものお客様にご
利用いただくまでとなりました。
これもひとえにお客様の(叱咤激励の)お蔭だとスタッフ一同心より感謝致して
おります。
昨年は二冊目のテレホンセンター監修の書籍も出させて頂き、出来る限りの努力
を重ねて来たという自負はございますが、まだまだ初めてお聞きする事やお答え
に窮するご質問も多く、その都度知識不足を痛感しております。
世の中はかつて経験したことがない速さで変化しておりますので、かつての常識
が必ずしも今の常識として通用するわけではありません。
とは言いつつも、【解釈は起源に非ず】で何事も基本の決まりごとはあるのです
から、まずは本来どうゆう意味があったのかという事をしっかりと知ったうえで、
時代や状況に合わせた対応をしていくべきだと思っております。
仏事に限らず、冠婚葬祭の決まりごとやマナーの基本になるのは【相手の方への
心遣いと気配り】に尽きます。
何はともあれ、変わっていいもの、変わってはいけないもの、変わらなくてはい
けないものを都度確認しながら、お客様とご一緒に、お客様に教えていただきな
がら25年目の春、30年目の春を迎えたいものだと、年の初めにしみじみ思っ
ております。
大寒に入り寒さも愈々厳しくなってまいりましたが、梅の蕾は日毎に紅くなって
きています。あともう少し頑張ったら暖かな春が訪れます。
会員の皆様におかれましては、本年もどうか明るく良い一年でありますよう心よ
りお祈り申し上げます。
そして相変わりませず、厳しく、暖かなご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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仏具はもちろん、手元供養やお線香まで、幅広く取り揃えています。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 編集:和田 華奈
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