第179号 年末に大掃除をするワケ(2018/12/25発行)
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メモリアルアートの大野屋
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冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2018/12/25
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 1◆ 特集
┃ 「 年末に大掃除をするワケ 」
┃
┃ 2◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
┃ 「 今年も一年有難うございました 」
┃
┃ 3◆ お知らせ
┃
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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。
冬至が過ぎ、クリスマスのイルミネーションも明日になれば正月飾りに様変わり
。一気に年の瀬の雰囲気になりますね。初詣のテレビCMをみると、もう一年経っ
たのかとしみじみしてしまいます。
日本漢字能力検定協会が発表する今年の世相を表す一文字は「災」と発表され、
今年がいかに災難の続いた年であったかが思い起こされました。
自分が今こうして生かされている事を当たり前のことと思わず、何気ない一日に
も感謝のこころをもって大切に過ごして行きたいなと、冬の一人旅で葛城の古道
を歩きながら思いました。
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◆ 特集 「 年末に大掃除をするワケ 」
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年末になると「大掃除」を思い浮かべる方は多いと思います。大野屋テレホンセ
ンターでも年末には大掃除の日を決めて、エプロンに軍手姿でフロアを一斉清掃
しています。それにしても、なぜ忙しい年末に大掃除をするのでしょうか?面倒
だなぁと思っている人もその理由を知ることでやる気が起こるかも知れません。
当然のように行われている年末の大掃除にどのような理由があるのかを特集しま
す。
■大掃除のルーツは「煤払い」
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私たちが年末に行う大掃除は、煤払い(すすはらい)から来ていると言われてい
ます。煤払いは平安時代中期には行われていたとされ、延喜式という平安時代の
法令集のなかに登場します。宮中にたまった煤や塵などを綺麗に払うことが決ま
りごとになっていたのです。
■12月13日は正月事初めの日
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江戸時代には旧暦の12月13日に江戸城の煤払いが行われていました。12月13日と
いう日は中国の天文学をもとにした暦の上で「鬼宿日(きしゅくび)」と呼ばれ
ています。字面からすると何とも良からぬ印象を抱きますが、結婚以外は万事良
しという大変縁起の良い日なのでした。これが徐々に民衆に広がっていき、現在
は新暦の12月13日を正月事初めの日(しょうがつことはじめのひ)と呼んで、こ
の日から掃除を始めたり、門松などの準備に取り掛かるのが良いと考えられてい
ます。
■正月に飾り付けをする理由
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正月には歳神(としがみ)がその年の幸運やご先祖様を家に連れてくると伝わり
ます。正月飾りでよく知られる「門松」は家の目印、「注連縄(しめなわ)」は
縄が張られた中が清浄な場所であることを示し、「鏡餅」は本来、歳神に感謝を
込めて前年の収穫をお供えするという意味があります。歳神は農耕の神とも呼ば
れているため、昔の人はこうすることで五穀豊穣を願ったのです。
■お身拭い
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年末になるとお坊さんが仏像に梯子をかけて布できれいに拭う光景がテレビの時
事ニュース等で放映されたりしますが、これを「お身拭い(おみぬぐい)」と呼
びまます。仏像に積もった埃や塵を掃除することは勿論ですが、その埃や塵を拭
うことは私達の心の中に積もった悪いもの(厄や穢れなど)を拭うことにもつな
がると考えられており、大変ありがたい法要のひとつです。
年末に大掃除をする理由はお分かりいただけたでしょうか?心身共に健やかで、
清々しく新年を迎えたいものですね。私も自宅の大掃除を始めたいと思います。
□ヾ('▽'*)...拭き掃除の図。
今年もメールマガジンをご覧頂きまして有難うございました。
メモリアルアートの大野屋は、2019年に創業80周年を迎えます。記念イベントも
計画して参りますので、これからもお付き合いのほど宜しくお願い致します。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
「 今年も一年有難うございました 」
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あと数日で大晦日です。この一年の間、メルマガをお読みいただきまして誠に有
難うございました。年々早くなっている様な気がしますが、今年もあっという間
に一年が過ぎてしまいました。こうして日々お電話にて仏事のご相談を承ってお
りますと、年々その習慣も変わってきているのに驚くこともあります。
例えば葬儀では、訃報をメールなどで送る喪主様も最近は珍しくありません。日
頃SNSでやり取りをされている様な親しい関係の方ならば、現代では既に認知
されているツールだと思いますので、ある程度は仕方のない事と考えます。
しかしながら、香典返しの商品券?には今だに違和感があります。確かにご親戚
からの高額なお香典のお返しには、適当な品物が見つかりません。結局「選べる
ギフト」になってしまいます。それならば自由に使える商品券の方が喜ばれるの
では?という考えも判るのですが・・・
ただ、今でもどなたかに品物をおくる時は誰でも必ず値札をはがしますが、それ
はマナーでもあります。ご葬儀でのお香典やお供物は、故人への供養の気持ちで
あり、香典返しとは、そうしたお気持への返礼なのですから、生々しく金額に換
算するべきものではないのでは?・・・
またお墓についても、ずいぶんと変わりました。最近は「永代供養墓」のお問い
合せも多くなっています。その永代供養墓も今では樹木葬やビル型の納骨堂など
、様々なタイプがあります。お子さんやお孫さんがいらっしゃらなくて将来お墓
を守る人が心配という方々には、関係者が誰もいなくなってもお寺や霊園が代わ
ってずっと供養してもらえる「永代供養墓」は安心です。最近では「墓石付」の
永代供養墓(永代供養付お墓)もあり、人気も高まっています。
こうした永代供養墓を探されている方は、「ご自身が元気なうちはきちんと供養
し、そして将来関係者が誰もいなくなっても無縁墓にならないようにきちんと供
養してもらいたい!」との強い思いがあるからだと思います。
時代背景が移り、それぞれのご事情も様々なので、メールにしろ永代供養にしろ
新しい手段や商品がでてくるのは必然です。ただ「供養の気持ち」は変わらない
ので、その思いを踏まえて色々と工夫され、多様なニーズに社会が対応していく
のでしょう。
さて・・・来年はどんな年になりますことやら。
消えてゆく伝統、新しいしきたり・・・さらに変わっていくのでしょうか。
~来年もまた宜しくお願い致します。
どうぞ良いお年をお迎えください~
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◆ お知らせ
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【年末年始の営業時間について】
葬儀のお申込み、緊急のご相談、搬送の手配については大野屋テレホンセンター
にて、年中無休・24日間体制で承っております。(0120-02-8888)
資料請求や仏事相談など、その他のお問い合わせは、12/29(金)~1/4(金)の7日
間、受付終了時間が【20:00】から【17:30】に変更となります。どうぞご注意
ください。受付開始時間は【9:00】で変更ございません。
各事業所の年末年始の営業時間は以下のリンクからご覧頂けます。
http://www.ohnoya.co.jp/news/201812/010555.shtml
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 編集:小林 寛依
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