メールマガジン・バックナンバー

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第211号 「コロナ禍に迎える秋彼岸、問われる不要不急」(2021/8/26発行)

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メモリアルアートの大野屋
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冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』2021/8/26

           https://www.ohnoya.co.jp

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大雨土砂災害により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

━ 今月号 もくじ ━━━━

1◆特集   
「 コロナ禍に迎える秋彼岸、問われる不要不急 」
      
2◆川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
「 9月4日は「供養の日」 」
 
3◆お知らせ・イベント

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

今年も忍耐が試される夏でしたね。出勤以外は日用品の買い出しのみになっている日常で、
季節感を得ようと旬の野菜・果物を採ることを意識しています。特に最近好んで食べるのがイチジクです。
漢字で「無花果」と書くこの果実、これまで気にしていませんでしたが、身の中に隠れて花が咲くことを
最近になって知りました。ツブツブした触感のあの部分ですね。さっぱりした甘さと芳香、たっぷりの果汁で、
食べると爽やかな心地になります。そのまま食べても良いですが、個人的にはオリーブオイルとバルサミコ酢、
粒マスタードを混ぜ合わせたドレッシングをかけて、サラダの具材として頂くのが一番好きです。
旬のうちにぜひお試しあれ。


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◆特集「 コロナ禍に迎える秋彼岸、問われる不要不急 」
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日中の暑さは厳しいですが、朝晩は心なしか涼しく感じる日も増えました。立秋を過ぎ、暦の上では秋が訪れています。
7・8月のお盆は、感染症の拡大、豪雨、高気温にて、お墓参りをあきらめた方が多くいらっしゃったと聞きます。
大野屋テレホンセンターへは、お墓参りには行けないけどご供養のために何か出来ることはないか?
とのお問い合わせが寄せられました。緊急事態宣言・まん延防止等重点措置に追加される地域が増え、
まさに爆発的に感染拡大している現在。先の見通せない時だからこそ、ご先祖様や大切な人のお墓参りに出掛けたい。
そう願う方は多いのではないでしょうか。

■2021年(令和3年)秋彼岸スケジュール
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彼岸入り:9月20日(月・敬老の日)
お中日 :9月23日(木・秋分の日)
彼岸明け:9月26日(日)

秋彼岸は「秋分の日」を中心とした前後3日の合計7日間です。

昼夜の長さがおよそ等しくなる秋分の日は、毎年、国立天文台の発表によって日付が決まります。(例年9月22日か23日)
なお、以前9月15日の固定だった敬老の日は、2013年以降「9月の第3月曜日」に変更されています。
余談ですが今年の中秋の名月は9月21日(火)です。

■お彼岸のお墓参りは日本ならでは
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日本でお彼岸に行われる行事の代表格は、ご存じの通りお墓参りですよね。
東アジア諸国には清明節(せいめいせつ)、中秋節(ちゅうしゅうせつ)と呼ばれる春秋の行事がありますが、
例えば中国の中秋節はお月見、ベトナムは子供の日、といった具合で日本とは異なります。
お彼岸のお墓参りは日本ならではの慣習と言えるでしょう。

日本でお彼岸にお墓参りが行われる背景は、仏教と日本古来の祖先崇拝・祖霊信仰の結びつきにあります。
仏教ではあの世を彼岸、私たちの生きるこの世を此岸(しがん)と呼び、昼夜の長さがおよそ等しくなるお彼岸は、
あの世とこの世が最も近付く時期であると言い伝えられてきました。
また、日本では古くから、人は亡くなると祖霊(それい)となり、子孫を見守り続けると信じられてきました。
故人に少しでも近いところで手を合わせたい、そんな想いがお彼岸のお墓参りを習慣化させたと考えられています。

■お彼岸におはぎをお供えする理由
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お彼岸が近付くと和菓子店などの店頭に並ぶ「おはぎ(御萩)」。丸めたもち米を甘い餡で包んだお菓子で、
お供え物として良く知られていますね。それではなぜ、お彼岸にお供えするようになったのでしょうか?

ひと昔前まで砂糖は高級品で、庶民にとって大変貴重なものでした。
そして小豆の赤色は、古来より厄災を退けると言い伝えられてきました。
昔の人は、あの世とこの世が近付く特別な時期に手造りの特別なお菓子をお供えすることで、
ご先祖様への感謝と、家の繁栄や健康などの願いを込めてお供えしたのです。

暮らしが豊かになった現在、おはぎは容易に手に入るようになりましたが、これからも大切にしたい慣習ですね。
おはぎを作ったことのない方は今年挑戦してみてはいかがでしょうか?
素朴なお菓子をどのようにインスタ映えさせるか?なんて考えてみても楽しそうです。

■秋彼岸のお墓参りで注意したいこと
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離れて暮らす家族が久しぶりに集まって、お墓参りのあとは会食を...となるはずが、
未だかつてない医療逼迫の状況下です。普段会わない人同士が集まることも、ノーマスクで会話しがちな会食も、
感染リスクの高い行為に当てはまるため自粛するべきでしょう。

しかし裏を返せば、日頃から感染予防に努めている同居家族・同居パートナー同士が、
発熱やせきなどの症状もないならば、マスク着用で三密を避け、お墓で手を合わせたら寄り道をせずに帰宅するならば、感染リスクを抑えることができます。もちろん帰宅したら、うがい手洗いなどの洗浄をしっかり行いましょう。

毎年お中日のお墓参りは混雑します。お中日を避けて早い時間帯を選ぶと、人の出は比較的少ない傾向です。
9月中旬とはいえ気温が30℃を超える日もあるため、熱中症予防も心掛けたいですね。
炎天下に一生懸命お墓のお掃除をしていたらいつのまにか気を失っていた...という方もいらっしゃいます。
発見が遅れれば一大事。極力2人以上でお墓参りをされることをお勧めします。

■お墓参りは不要不急ですか?
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新型コロナウィルスの発生以来、私たちの行動の物差しに「不要不急であるかどうか」があります。
ただ、この不要不急に明確な定義はなく、一人一人の判断に委ねられています。
皆さんにとってお墓参りはどうでしょうか?飲食のように身体の維持に必要不可欠なものではありませんが...

私はお盆に父のお墓参りをしました。お墓参りではいつも心の中で故人と向き合います。
近況の報告をしたり、愚痴を聞いてもらったり、そして必ず伝えることがあります。
こうして元気にお墓参りに来れるのも、お父さんが見守ってくれるおかげです、ありがとう。
どうぞ安らかで、これからも私たち家族を見守っていてね。
そうすると父が聞き届けてくれたような気がして、心がほっとするのです。
姿は見えなくても、繋がりを感じるひと時です。息が詰まるような今の世の中で、
このほっとする感じはなかなか得難く、私にとってはかけがえのない時間になっています。

お墓参りが難しい状況にある方でも、ご供養のためにできることは色々あります。
例えばお寺にお墓のあるお宅は、事前にお寺にお願いしてお塔婆を立てていただいたり、
霊園によってはお墓参り代行サービスの利用ができる所もあります(各霊園へ直接お問い合わせ下さい)。

身内が亡くなられたお宅へは御仏前、御供物、御供花をお送りすることも、きちんとしたご供養になります。
くれぐれもご無理はなさらず、その時にできる方法でご供養をしてくださいね。

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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
   「  9月4日は「供養の日」  」
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今年もまた大変な、大雨土砂災害が起こってしまいました。
被害にあわれた方々へ、心よりお見舞いを申し上げます。

毎年のように起こる夏の大雨災害には、真剣に地球規模での環境問題を考えさせられます。
かつては「梅雨」や「夏の夕立」に季節を感じて、それなりに風情もありましたが、今では「線状降水帯」や「ゲリラ豪雨」となり、とても恐ろしいものに変わりました。
そしていまだ収まらないコロナウイルス禍は、さらに大変な状況になっていて、かつて経験したことのない夏を私たちは過ごしています。
今年のお盆も終わりましたが、残念ながら昨年同様、親族が集まってご先祖の供養をすることが厳しい状況です。帰省できず、お墓まいりに行けない方も多いことでしょう。

私は一年の行事の中でもお盆が最も好きですが、それは両親やご先祖様が唯一帰ってきてくれる日、会える日だからです。
好き勝手に生きてきた私が、特別な才能もない凡人の私が、今まで生きてこられたのはいつも守ってくれている両親や祖父母やご先祖様のおかげだと思っています。そしてお盆の日は、そうした私が年に一度だけ会ってお礼を言える日なのです。
改めて思うのですが、私たちは誰一人として例外なく、両親や祖父母そしてご先祖様が命を繋いでくれたから、いまここにこうして存在しています。だから誰もがそうした感謝の思いを伝えたくて、供養をしたいと思うのでしょう。
更にそんな大切なご先祖様の命を支えてくれた自然の恵みに対しても、同様に感謝して祈りを捧げたいと思う気持ちは自然な感情だと思います。「供養」とは、そんな誰にでも生まれる感謝の気持ちの表れだと思うのです。

・・・9月4日にはまた「供養の日」が来ますね。
こんな苦しい悔しい、辛い時期だからこそ、よけいに「供養」について考えさせられる私です。


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◆ お知らせ・イベント
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◇9月4日(土)は供養の日「instagram投稿キャンペーン」実施中!

供養の大切さを改めて考え、先祖や家族をはじめとする人やモノへの感謝の気持ちを寄せることを目的に登録された
「供養の日」も今年で4年目を迎えました。

一般社団法人供養の日普及推進協会では、8月1日(日)から9月30日(日)までの期間、
instagram(インスタグラム)投稿キャンペーンを実施中です。

ハッシュタグ"#供養の日2021"を使って、人やモノへの供養に関する画像をinstagramに投稿してみませんか?
抽選で1名様に1万円分のクオカード・10名様に2千円のクオカードのプレゼントもあります。

詳しくはこちらをご覧下さい。既に投稿されている画像を見ることも出来ますよ♪
https://kuyo.or.jp/kuyogram/


◇お葬式の個別相談会

将来のお葬式のことで「家族に迷惑をかけたくない」「もしもの時に備えておくことで安心して暮らしたい」
など、皆様の想いにお応えします。

<各会場、9:30~17:00まで個別相談を承ります(最終受付16:00)>

9月 7日(火)フューネラルリビング小平
9月13日(月)常光閣(千葉市中央区)
9月25日(土)フューネラルリビング横浜


◇お墓のなんでも相談会

「都立霊園での建墓を考えている方」「墓じまい又はお墓の引っ越し相談」
「樹木葬・永代供養墓・お近くの優良霊園のご紹介」「今あるお墓の洗浄や雑草対策、建替え」など
普段気になりつつも、何処に聞けばよいか分からないようなご質問はありませんか?

当日参加も可能ですが、ご予約いただくと待たずにご相談頂けます。

<各会場、10:00~16:00まで個別相談を承ります(最終受付15:30)>

メモリアルアートの大野屋 小平店 8月28日(土)
                 8月29日(日)


◆いずれもご予約は大野屋テレホンセンター0120-02-8888まで、
 どうぞお気軽にご連絡ください。


◇オンライン相談も受付中です。

離れた場所でも安心してお葬式やお墓のことをご相談いただける「大野屋のオンライン相談」のサービスを開始しました。
スマートフォンやパソコンからオンラインでご相談いただけます。ご希望のお客様は下記のフォームよりお申込みください。

https://www.ohnoya.co.jp/contact/funeral/reserve_websodan/


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【新型コロナウィルス感染症に対する当社の取り組み】

当社は、お客様と当社社員の安全を第一優先にして、新型コロナウィルス感染防止に取り組み、地域の葬祭事業を通じた
供養のライフラインとしての社会的責任を果たすため、以下の項目を遵守し営業を継続させていただいております。

1.お客様が利用される店舗、営業車・バスなどでは、常時換気に努め、テーブル・ドアノブなど複数人が使用される場所を
定期的にアルコール消毒液などで衛生状態を保つ取り組みを行っております。

2.当社社員は、日々数回の検温を行い、体温が37℃以上の者は出勤を認めないなど、体調管理を徹底しております。

3.当社社員は、接客の際にもマスクを着用し、手洗いを定期的に行い、ソーシャルディスタンスを保つよう心掛けております。

皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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株式会社メモリアルアートの大野屋 編集:小林 寛依
                  
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