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第214号 「2022年は寅年!干支が60種類あるって知っていますか?」(2021/11/25発行)

メモリアルアートの大野屋メールマガジン『折々しきたり想いやり』
第214号

2022年は寅年!
干支が60種類あるって知っていますか?

(2021/11/25発行)

メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。

先日2年ぶりに奈良県へ出掛けました。趣味で様々な社寺を参拝しているのですが、今回初めて訪れたのが生駒郡にある信貴山 朝護孫子寺(しぎさん ちょうごそんしじ)です。
こちらは来年の干支(えと)である「寅(とら)」に縁の深いお寺。1400年前に聖徳太子がこの土地で先勝祈願をしたところ、寅年、寅日、寅の刻に毘沙門天が現れて、太子に必勝の秘法を授けたという言い伝えがあります。
山内のあらゆる場所に虎の石像やモチーフがあって、阪神タイガースファンが多く訪れるお寺としても有名です。参拝のあとは名物とらまんじゅうで一服。今回もよい旅ができました。

今月号 もくじ


2022年は寅年!
干支が60種類あるって知っていますか?

川島ママの
「昭和は遠くになりにけり」

~ 通勤電車に揺られて ~

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特集 2022年は寅年!
干支が60種類あるって知っていますか?

今年も残すところあと一か月、そろそろ年賀状の準備を始める頃ですね。
突然ですが、「干支」とはどういうものでしょうか?私たちの生活の中では、年賀状の図案に登場したり、年齢・世代を表すときに「私は〇〇年です」のように使ったり、十二年を一周として「一回り上」などと表現したり。
けれどそれ以外のことはあまり知られていないように思います。
皆さんは動物のトラを漢字で書くときは「虎」を使うのに、干支の場合は「寅」と書くことを不思議に思ったことはないでしょうか?
この理由を紐解くと干支の本来の姿が見えてきます。

信貴山 朝護孫子寺の大寅信貴山 朝護孫子寺の大寅

十二支にあてられた漢字

まずは十二支を書き出してみましょう。

うし
とら
たつ
うま
ひつじ
さる
とり
いぬ

並べてみると動物を表すときに使う漢字とは異なるのがよく分かりますね。鼠、牛、虎、兎、龍のように書かないことには理由がありました。

十二支(じゅうにし)と木星の関係

木星は地上からよくみることができる星の一つで、古代人も観ていたそうです。
地球の周りを十二年かけて一周するところから、古代中国では天を十二に分けて数字をあてはめ、木星の動きをもとに年を数えていました。この時に使われた数字が十二支だったのです。
子(11月)、丑(12月)、寅(1月)、卯(2月)、辰(3月)、巳(4月)という具合で、十二支には「年を数えるための数詞」の役割がありました。
何と、動物名は後から付けられたもの!いかにも最初から付けられていたような感じがしますね~。十二支を広めるため、古代中国の偉い人が「字が読めない人でも覚えやすいように」と動物をあてはめた説があります。神様が元旦の朝までに来た12番目までの動物を交代で毎年のリーダーにする、という物語がありますよね。これも十二支を広めるために作られた物語だと考えられています。

干支=十二支+十干(じっかん)

「あなたの干支はなに年?」と尋ねることがあるように、普段私たちは十二支=干支と捉えますが、実は本来の干支の意味からすると正確とは言えません。というのも、本来の干支は「十二支」と「十干」が合わさったもので、実に60種類もあるからです。「丙午(ひのえうま)生まれの女性は気が強い」という迷信がありますよね。
この「丙午」こそ、干支のひとつに当てはまります。

十干とは?

十干(じっかん)も古代中国の思想から生まれたものです。十二支とくっつく以前は、1ケ月を10日間に区切って数えるためのものでした。
私たちが良く使う、上旬・中旬・下旬の元になっています。
十干は自然界に存在する全てのものを「木・火・土・金・水」の五つに分類する「五行説」と万物全てを「陰・陽」の2つの要素に分ける「陰陽説」を割り当てた10種類から成り立ちます。

十干甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)

「〇〇え」「〇〇と」と書いてあるのは、陰陽を十干の上では兄(え)・弟(と)と表現するためで、これが「えと」の発音の元になったと言われています。
十干に十二支が合わさると、「丙午(ひのえうま)」のようになる訳です。
...ということで、来年の十二支は寅、干支は「壬寅(みずのえとら)」でございます♪

五黄の寅(ごおうのとら)

丙午(ひのえうま)と並んで耳にするのが「ごうのとら」ではないでしょうか。
この年に生まれた女性もまた気が強いという迷信があります。ごうのとらは本来は「五黄の寅」と書き、「ごおうのとら」と読みます。こちらは干支とは組み合わせが異なり、中国の占いである九星(きゅうせい)と十二支を組み合わせたものです。何と、2022年は36年に1度しか巡って来ない五黄の寅の年。1914年、1950年、1986年、そして2022年生まれの方が五黄の寅に当てはまります。


いかがでしたか?干支は古代中国で発生した歴注のひとつであり、実際には60種類もある、という事をご紹介しました。
ご自身の干支を調べて干支占いを見てみるのも面白いですよ。

川島ママの昭和は遠くになりにけり01
~ 通勤電車に揺られて ~
川島ママの昭和は遠くになりにけり02
【川島ママ】 テレホンセンターにて「終活・仏事アドバイザー」を務める冠婚葬祭のエキスパート。お客様からの信頼も厚い、大野屋の生き字引的頼れる存在。
 川島ママの昭和は遠くになりにけり03

緊急事態宣言の解除から2ヵ月近くになり、ようやく新型コロナの感染者数も落ち着いてきたようですね。町にも人が増えてきました。

先日、久しぶりに朝の通勤電車に乗ると、以前のように学生さんやサラリーマンで混雑していました。しかし車内は全員マスクをしていて、話す人もいません。皆さん意識を高く保っています。

さて、久しぶりの混雑した車内は、不謹慎とは思いつつも、どこか嬉しくもあり楽しくも感じました。仲の良さそうな高校生のグループがときどき交わす笑顔も優しくて素敵でした。

私はやっぱり雑踏の中の方が落ち着くようです。いろんな人がいる空間に身を置くとホッとします。
そして、あの人はどんな仕事を、暮らしをしているのだろうか、楽しいことがあったのかな、きっと同じような悩みもあるんだろう、どんな人生を送ってきたのだろうか・・・
などと人ごみの中で勝手に思いを巡らせたりして。

最近は会わなくなった人たちのことをよく思い出します。祖父母や両親はもちろん、子供の頃に仲の良かった友人や、とてもお世話になった方々が、夢の中にすら出てくるようになりました。
おそらく年齢がそうさせているのでしょうが、この特殊な1年7ヵ月という時間も大きく影響しているように感じます。

そして混雑した電車に揺られ、つくづく思うのです・・・いろんな人に支えられてここまできたけれど、それをこのコロナ禍が気付かせてくれたのではないかと・・・でもやはりこのまま収束してほしいものだと。

父親が亡くなった年齢に私も近づいてきました。
父もやはりこんなふうに、あれこれ考えながらいたのかなと、ふと思ったりしています。

お知らせ・イベント

◇大野屋老後生活サポート

これから訪れるかもしれない「もしも」のときにどうしたらいいのか分からず不安を抱えているご高齢者の方が年々増えています。そこでメモリアルアートの大野屋では、高齢者の生活の不安を解消するために「大野屋の老後生活サポート」を開始しました!

こんなお悩みはございませんか?

◆子供や親族がいても負担をかけたくないし、お世話になるような関係ではない。
◆夫婦ともに高齢、子供がいない。入院や死亡時などもしもの時に頼れる人がいない。
◆高齢で独り身の親戚がいるが、誰がお世話をするか親族間で問題になっている。

など気になる方はぜひこちらをご覧ください。

https://www.ohnoya-funeral.com/jizen/rougosupport/

◇お葬式の個別相談会

「家族葬ってどこで出来るの?」「お葬式ってどんな流れ?」「お付き合いしているお寺はないんだけど?」など、なんでもご相談ください。当日の式場見学も可能です。
<各会場、9:30~17:00>
12月3日(金)メモリアル相談センター小平

いずれもご予約は大野屋テレホンセンター0120-02-8888まで、どうぞお気軽にご連絡ください。

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