第219号 「生活に彩りを添える七十二候」(2022/04/25発行)
生活に彩りを添える七十二候 (2022/04/25発行) |
メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。 外の空気は既に初夏のようですね。気候が良いのでこのところ毎週末外へ出掛けています。最近一番印象に残ったのは大船フラワーパークです。珍しい黄色の桜「鬱金桜(うこんざくら)」と緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が目当てだったのですが、石楠花(しゃくなげ)が例年より1週間程早く花を咲かせているのも見られて幸運でした。平和だからこそ味わえるささやかな幸せ。大切にしたいです。 鬱金桜 石楠花 |
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生活に彩りを添える七十二候 川島ママの お知らせ・イベント |
特集 生活に彩りを添える七十二候
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自転する地球の地軸は23.4度傾いています。この傾きによって、太陽から受ける熱量が変わり、四季が生じます。四季は日本に限ったことではありませんが、日本の位置する北緯35度近辺は四季の違いがはっきり出る地域で、日本ほど季節の変化が感じられる国はないそうです。そして日本には、四季の他にも春分、秋分を含む二十四節気(にじゅうしせっき)が知られていますが、さらに細かい72の季節、七十二候があります。 七十二候(しちじゅうにこう) 七十二候(しちじゅうにこう)は季節を表す方式の一つ。二十四節気をさらに約5日ずつに分け、1年を72の季節に分割したものです。古代中国で考案されたのち、日本に伝わってからは、日本の気候や風土に合わせて繰り返しアレンジされ、現存しているのは江戸時代に作られたものです。七十二候では季節を3~4文字の漢字で表します。今回は、これから一ヶ月間に訪れる6つの季節をご紹介したいと思います。 霜止出苗(しもやみてなえいずる) 4月25日~4月29日頃。暖かい日が増え、これまで下りていた霜も見られなくなり、稲の苗が育つ頃。田植えの準備が始まる時期です。 牡丹華(ぼたんはなさく) 4月30日~5月4日頃。開花は桜より遅く、春の最後に咲くといわれる牡丹の花。華麗な花が咲き、そして散っていく様子が春の終わりを告げます。 蛙始鳴(かわずはじめてなく) 5月5日~5月9日頃。オスの蛙がメスの蛙を呼んで鳴き始める頃。蛙は水田の虫を食べるため農家にとって有難い存在です。また、鳴いて降雨を知らせるということで「田の神」のお使いとして信仰されている地域もあるそうです。 蚯蚓出(みみずいずる) 5月10日~5月14日頃。冬眠していたみみずが土の中から這い出して、活発に動き出す頃。みみずが食べた落ち葉は分解されて栄養豊富な土になります。それだけでも凄いですが、土の中を掘って移動することで水はけのよい畑になると言われています。こういった活躍から、みみずは大地の鍬(くわ)と呼ばれています。 竹笋生(たけのこしょうず) 5月15日~5月19日頃。筍が土を持ち上げて顔をだす頃。私たちが普段食べている筍は土からわずかに顔を出した状態で掘られたものです。成長がとても早く、それ以上伸びると硬くて食べられません。短い期間のお楽しみという訳ですね。(たけのこご飯が食べた~い) 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 5月20日~5月25日頃。卵から孵化した蚕が桑の葉をたっぷり食べて成長する頃。蚕は食欲旺盛で、およそ一週間ほど休むことなく桑の葉を食べ続けるので、桑の葉を切らさず与え続けるのはかなりの重労働だったようです。養蚕業はかつて日本の主要産業でした。最盛期には生糸が日本の輸出品の80%以上を占めていたそうです。 雀入大水為蛤 こちらは番外編。10月14日から10月18日頃を示す七十二候です。「すずめたいすいにいりはまぐりとなる」と読み、海に飛び込んだすずめが蛤になるという意味です。古代中国から伝わった七十二候にはこんな「えっ?」と思わせるようなものがあります。冬場にすずめが少なくなるのは海に入って蛤になるからだという古い俗信があったそうです。(模様や色合いが似ていなくもない?)のちに日本で七十二候が改定されると、この時期は「菊花開(きくのはなひらく)」に変わり、菊の花が咲き始める頃を示すようになりました。 |
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春ですね~ようやく暖かい日が続くようになりました。辺りを見渡せば、さまざまな花も咲き始め、木々は芽吹き~少し眩しいくらいです。 種撒きの最中、視界に黄色いものが入ってきました。ベランダから下をのぞくと、近くの小学校の新一年生たちが下校するところです。どの子も黄色い帽子を被り、背中より大きなランドセルにも黄色いカバーがついていて、一筋の黄色い長い列が、道の端をゆっくりと進んで行きました。 前と後ろを歩く先生に比べて、本当に小さくて可愛らしいですね。毎日が驚きや感動でいっぱいのはずです。その一日を懸命に生きているのでしょう。 禅宗の教えで「即今(そっこん)、只今(ただいま)、此処(ここ)」という言葉を、若いころに聞きました。確か「いま、ここ」という意味だったと思います。 道を行く黄色い小さな子供たちは、間違いなく「即今、只今、此処」であるでしょう・・・彼らに比べて私は、一日一日を大切に生きているだろうか?自信がありません。 |
お知らせ・イベント
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◇大野屋老後生活サポート これから訪れるかもしれない「もしも」のときにどうしたらいいのか分からず不安を抱えているご高齢者の方が年々増えています。そこでメモリアルアートの大野屋では、高齢者の生活の不安を解消するために「大野屋の老後生活サポート」を開始しました! ◆子供や親族がいても負担をかけたくないし、お世話になるような関係ではない。 など気になる方はぜひこちらをご覧ください。 |
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