第221号 「半年ぶんの穢れ(けがれ)を祓う『夏越の大祓』」(2022/06/25発行)
特集「 半年ぶんの穢れ(けがれ)を祓う『夏越の大祓』 」 (2022/06/25発行) |
メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。 梅雨空のある日、雨具を着込んで東京湾岸エリアへと出かけました。メインイベントは久々のホテルビュッフェ。ルーローハンやトーファなどの台湾料理を堪能しました。そして食後の散歩に訪れたのが浜離宮恩賜庭園です。徳川家の歴代将軍が鷹狩りをしたこの場所は、明治維新以後は皇室の離宮となり、のちに関東大震災や戦争で建物は損傷しました。昭和20年に東京都に下賜されてからは有料で公開していて、所々に復元された建物があり、往時を偲ばせます。園内一周で1時間半ほど歩いたでしょうか、ちょうど良い腹ごなしになりました。 鷹の御茶屋 花菖蒲が見頃を迎えていました |
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特集「半年ぶんの穢れ(けがれ)を祓う『夏越の大祓』」 川島ママの お知らせ・イベント |
特集 半年ぶんの穢れ(けがれ)を祓う『夏越の大祓』
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6月も残すところあとわずかとなりました。6月は水無月(みなづき)とも呼びますね。水の無い月?梅雨時でジメジメしているじゃないか...という声が聞こえてきそうです。今回はこの水無月や、毎年6月30日に行われる行事についてご紹介します。 水無月は水のある月? 水無月の「無」という文字は、連帯助詞の「の」であるという説が有力です。例えば「わたしの傘」の、「の」の部分です。これが漢字で「無」になります。すると、水の月=水無月...現代人にはちょっと分かり難いですね。 水無月という名の和菓子 水無月といえば、和菓子の名称としても知られます。三角形の白いういろうの上に甘く煮た小豆をたっぷり乗せた、この時期ならではのお菓子です。先ごろ京都に出かけた折、街なかの和菓子店でよく見かけました。それもそのはず、水無月は京都発祥のお菓子です。かつて宮中では、暑気払いに氷が食されていたといいます。山間部の氷室で造られる氷は大変貴重品だったので、庶民が口にすることはできませんでした。そんな憧れの氷を和菓子で涼やかに表現したのがはじまりなのだとか。また、小豆の赤い色には魔除けの力があると言い伝えられています。現在では5月末ごろから全国各地の和菓子店で販売されています。 水無月 夏越の大祓(なごしのおおはらえ) 全国の多くの神社では、毎年6月と12月に「大祓(おおはらえ)」が行われます。大祓は日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れや、災厄の原因となるもろもろの罪やあやまちを祓い清めることを目的としています。なかでも6月30日に行われる大祓を「夏越の大祓」と呼びます。神話に見られる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)を起源とし、宮中でも古くから行われてきました。 茅の輪(東京都府中市 大國魂神社にて撮影) この大きな輪は「茅の輪(ちのわ)」と呼びます。6月中旬から7月上旬までの間、神社の境内に設置されるものです。大祓式ではこの輪を決められた順序でくぐります。 唱え詞の意味 今の言葉にするとこんな感じです。 6月に夏越の祓をすると、寿命が千年も延びると言われているそうだ 古くから麻には厄災を払う力があると考えられてきました。大祓では、切麻(きりぬさ)といって和紙を四角く切ったものと、麻の葉を細かく刻んだものを体の左右に降りかけて心身を清めます。建築工事の前に行われる地鎮祭(じちんさい)で土地に撒かれるものと同じです。 蘇民将来(そみんしょうらい)の説話 「蘇民将来」とは人物の名で、奈良時代に編纂された「備後国風土記」に登場します。その一部をご紹介しましょう。 昔あるところに蘇民将来と巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟がいました。兄の蘇民は貧しく、慎ましい暮らしぶり。弟の巨旦は商いに成功し、裕福な暮らしをしていました。ある日のこと、一人の旅人が宿を求めて巨旦の家を訪ねましたが、巨旦は物惜しみをして断ってしまいました。一方の蘇民は快く旅人を迎え入れ、粟飯(あわめし)をふるまいました。 ...神社の茅の輪は蘇民将来の説話に出てくる茅の輪を巨大化したものだったのです。 2013年にお伊勢参りに出かけた際、夫婦岩(めおといわ)で有名な二見というところで、こんなものを見つけました。 二見町のしめ縄 しめ縄につけられた木札には「ここは蘇民将来の子孫の家の門です」と書いてあります。この地域では昔から多くの家が、季節を問わずこのしめ縄を飾っているそうです。 身代わりの人形 茅の輪と切麻のほかにもう一つ、大祓に欠かせないのが人形(ひとがた)。 「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」(藤原家隆) |
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妻が体調を崩してから、代わって買い物をしたり、料理をしたり、ゴミの分別をするようになりました。そしてようやく家庭からでるゴミや無駄な包装の多さに気づきました(遅い!と叱られそうですけれど~)。買い物はもちろんエコバックにしました。 いま世界中でさかんにSDGs(持続可能な開発目標)が唱えられています。せめて日々の暮らしの中で注意したいと思いますが、食品ロスや過剰包装はなかなか減りません。温暖化も心配ですね。 確かにスチロールのトレーや透明なプラスチックは、商品の見た目が良く、選びやすいし持ち運びも楽です。お取り寄せは便利ですが、段ボール箱や緩衝材など、時に商品の何倍もの量だったりして驚かされます。 子供の頃(昭和30年代)、母親は買い物カゴを腕に下げて買い物に行き、魚屋でも八百屋でも乾物屋でも、品物は新聞紙にくるんで渡されました。そしてその新聞紙は風呂の焚きつけになりました。 昭和40年代になると、我が家にも冷蔵庫がきて買いだめができるようになりました。毎日買い物に行く手間はなくなりましたが、保管の必要もあってか、包装が大げさになっていった気がします。 さて、こうした便利で、衛生的で、物量豊富な生活に、50年以上どっぷりと浸かり、すっかり慣れてしまいましたが、ほんとうに豊かになったんだろうか?と、ふと感じます。考え直さなければいけない時ですね。昭和30年代の生活に戻すのはさすがに辛いものがありますが、いまの生活様式もそこそこにしないと、失うものが多すぎることにようやく気付きました。 特にこれから長い人生を過ごす未来ある若い人たち、そしてその子供たち、まさに子々孫々のことを思えば、私たちの世代から改めなければいけないと思います。まず買い物はレジ袋を使わずエコバックで、必要なものを必要なだけ。いつやるの?今でしょ! |
お知らせ・イベント
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◇終活セミナー セミナー内容 ~家族葬~ 「家族葬って何人まで?」「親しい友人を呼んではダメなの?」等々、家族葬についてプロが詳しく解説します。当日は家族葬専用式場で開催しますので、実際の式場の雰囲気をご覧いただけます。 会場:メモリアル相談センター横浜 会場:メモリアル相談センター小平 ◇お墓の引越し相談会 遠くてお墓参りが大変な郷里のお墓から、毎日が参拝日和になる近くの室内のお墓へお引っ越ししませんか?お墓の引越し(改葬)の際に必要な、面倒な役所の手続きについても解説します! 会場:常光閣(千葉市中央区) ◇お墓の何でも相談会 お墓に関する疑問やお悩みを、ぜひこの機会にご相談ください! 会場:和光市民文化センター(サンゼリア会議室A) |
365日年中無休 (受付 9:00~17:00)
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