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第239号 「竜が十二支に含まれるのはなぜ?」(2023/12/25発行)

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メモリアルアートの大野屋メールマガジン『折々しきたり想いやり』
第239号

特集「竜が十二支に含まれるのはなぜ?」

(2023/12/25発行)

メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。

今年も残すところわずかとなりました。皆さまはこの一年をどのように過ごされましたか?私は今まで以上にいろいろな場所へ旅行に出かけることができました。行動を制限したこの数年の反動かも知れません。
特に西に向かう旅が多く、東海道新幹線から眺める富士山は、旅の始まりを感じさせて何度見てもワクワクしました。

富士山

今月号 もくじ


特集「竜が十二支に含まれるのはなぜ?」

スタッフの
つぶやきコラム

~玄冬へ~

お知らせ・イベント

特集 「竜が十二支に含まれるのはなぜ?」

クリスマスを過ぎると街中は一気にお正月の雰囲気。2024年は辰年なので「竜」のモチーフをよく見かけます。十二支は言うまでもなく、子(ねずみ)丑(うし)寅(とら)卯(うさぎ)辰(たつ)巳(へび)午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(いのしし)ですが、よく考えてみると竜だけが空想の生き物です。なぜ十二支に竜が含まれるのか、なぜ辰と書くのか、そもそも竜はどんな生き物なのか...?今回は年末年始にちょっとした話のタネになりそうな「竜」についてお届けしたいと思います。

■十二支で唯一の空想的動物

十二支は古代中国で考え出された「年を数えるための数詞」なのです。これを覚えやすくするために「数字と同じ発音をする動物」があてがわれました。さらにこの時代、竜は皇帝の象徴として実在すると考えられていたため、他の生き物たちと共に選ばれても不自然ではなかったというのです。これとは別に、竜は「ワニ」を指していたという説もあります。

十二支イラスト十二支

■三つの漢字「辰」「竜」「龍」

十二支では辰と書き、生き物としては竜か龍と書きますが意味は同じです。それぞれに次のような背景があります。

「振るう」という字に由来。古代中国の十二支は「植物の循環(農作物の成長過程)」を表しており、十二支の5番目にくる辰は「草木が勢いよく成長して形が整った状態」と解釈される。
十二支を覚えやすくするために「辰」にあてがわれた生き物が「竜」。古代中国では皇帝を表すために「大蛇が王冠を被っている姿」の象形文字が使われ、これが徐々に変化して「竜」になった。
竜が装飾されてできた文字。今では「龍」の方が旧字体という位置づけだが、竜と龍のどちらで表記するかの決まりは特にない。

■竜はどのような容姿なのか

空想上の生き物である竜の姿は「竜に九似あり(りゅうにきゅうじあり)」と表現され、九つの生き物を掛け合わせた容姿だと表現されています。それによると、角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(みづち...想像上の生き物。蛇に角を生やしたような容姿)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛とのこと。想像しただけでもかなりの異形ですね。
さらに竜は長い髭をたくわえ、顎の下に一枚だけ逆さに生えた鱗があり、これに触れられることを非常に嫌うのだそうです。目上の人を激しく怒らせることを例えた「逆鱗(げきりん)に触れる」という言葉はここから来ています。

竜イラスト竜のイメージ

■仏法の守護神としての竜

禅宗のお寺を訪れると、天井に描かれた巨大な竜を目にすることがあります。これは雲龍図(うんりゅうず)と呼ばれるもので、有名な所では妙心寺、東福寺、建仁寺(いずれも京都)、関東では建長寺(鎌倉)などがあります。雲龍図が描かれるのは法堂(はっとう)と呼ばれるお堂で、僧侶が修行をする場所です。竜は仏法を守護する存在と考えられ、修行する僧侶たちを見守るという意味が込められているのだとか。また竜は水を司る存在でもあるため、火災の難を避ける狙いもあったそうです。

火消しの竜の欄間彫刻火消しの竜の欄間彫刻(富山県の瑞龍寺参道にて)

古代中国では皇帝を表した高貴なる竜も、現代においてはさまざまに創作されて、ファンタジー映画やアニメ、ゲームなどに幅広く登場して大人気です。辰年は成長の年でもあります。竜にゆかりのあるお寺や神社は多いので、いちど参拝してみてはいかがでしょうか?ご利益があるかも知れませんね!
今年も大野屋テレホンセンターのメールマガジンをお読みいただき、誠に有難うございました。明くる辰年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

スタッフのつぶやきコラム

大野屋テレホンセンターのスタッフが毎月交代でつづる、ゆる~いコラムです

~玄冬へ~

2023年も残りわずかとなりましたね。一年の過ぎ行く速さに驚き、かつ寂しさも感じています。今月の担当、川島でございます。

古代中国の陰陽五行思想では、人の一生を「青春・朱夏・白秋・玄冬(せいしゅん・しゅか・はくしゅう・げんとう)」とし、人生の折々が季節の移ろいになぞらえて書かれています。
季節であれば冬の後にはまた春がめぐってきますが、人の一生は当然ながら一度きり。
玄冬の後に青春はやってきません。だからこそ一日一日が大切なのでしょう。

春夏秋冬イラスト春夏秋冬

またやはり古代インドの考え方として、四住期(しじゅうき)があります。
人生を、学生期(がくしょうき)・家住期(かじゅうき)・林住期(りんじゅうき)・遊行期(ゆぎょうき)の4つにわけて、それぞれの規範や教えに即した人生を送るものです。

私も年齢からすれば林住期~子育ても終わり色々なものから解き放たれて、自分自身を見つめ直し深く考えるとき~あるいは既に玄冬~心も落ちつき、知識や経験を次の世代へ残して人生を完成させる~タイミングにいるはずです。
しかしとてもその境地にたどり着いたとは思えず、いまだにウロウロしながら今年も終えようとしています。

皆さまにとってどんな一年だったでしょうか?ようやく冬らしくなってきたこの年末。暖かいとは言え、どうぞお体には気を配り、良い年をお迎えください。

お知らせ・イベント

◇お墓のなんでも相談会(要予約)

「お墓を探している」「墓じまいを考えている」「樹木葬のことが知りたい」など、お墓に関する疑問やお悩みを、ぜひこの機会にご相談ください!いずれも開催時刻は10:00~16:00(最終受付15:30)です。

1/13(土)市川市文化会館(3F第4会議室)
1/15(月)江東区産業会館(1F第2会議室)
1/18(木)草加市文化会館(2F第2会議室)
1/20(土)越谷市中央市民会館(5F第10会議室)
1/21(日)新百合トゥエンティワンホール(B1F第1会議室)
1/23(火)多磨市民館(4F第5会議室)

こちらのお墓の相談会一覧ページからご希望の相談会を選んでフォームからご予約ください。

◇終活セミナー(要予約)

終活とは、自分のお葬式やお墓、相続や遺言などについて計画をたて、残りの人生をよりよいものとするための事前活動といわれております。この機会にぜひ、当社の終活セミナーをご利用ください。

1/19(金)10:00~11:00
常光閣(千葉市中央区)
テーマ:お葬式の流れ

ご予約は大野屋テレホンセンター 0120-02-8888 まで
365日 年中無休 営業時間 9:00~17:00
セミナー・イベント情報一覧ページからご希望のセミナーを選んでフォームからご予約ください。

◇YouTube大野屋終活ちゃんねる

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大野屋テレホンセンター(0120-02-8888)は年中無休、9:00~17:00まで営業しております。なお、葬儀のお申し込み、緊急のご相談、搬送の手配については24時間体制で承っております。
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▶年末年始休業のお知らせ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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