第251号 「心に響く除夜の鐘」(2024/12/27発行)
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特集「心に響く除夜の鐘」 (2024/12/27発行) |
メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。 あと数日で新しい年を迎えますね。思い出されるのは、お正月の団らんのひとときを一変させた能登半島地震のこと。甚大な被害をもたらし、未だ不自由な生活を余儀なくされている方が沢山いらっしゃいます。災害はいつどこで起きてもおかしくはない。忘れないこと、そして日頃からの備えが一人一人の尊い命を守ることにつながるのではないかと思います。
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今月号 もくじ |
特集「心に響く除夜の鐘」 スタッフの お知らせ・イベント |
特集 「心に響く除夜の鐘」
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年越し行事のひとつとして知られる「除夜の鐘」。言葉としては聞いたことがあっても、除夜という言葉の意味や、具体的にどのような目的で行われているのかは案外知られていないようです。今号をお読みいただければ、今年はよりしみじみと除夜の鐘が聞けるかも?どうぞご参考になさってください。 ■除夜とは? 除夜とは大晦日の夜のこと。「旧年を除く」という意味の言葉で、大晦日に旧年と新年が入れ替わるため、古いものを捨てて新しいものになる夜を表しています。 ■除夜法要が行われる 大晦日の夜から新年にかけて多くの寺院で除夜法要・除夜会(じょやえ)等と呼ばれる法要が営まれます。法要の目的は主に、「一年を振り返って感謝の気持ちを表す」こと、「煩悩を払い清らかな心で新年を迎える」ことです。そしてこの法要で鳴らされるのが除夜の鐘です。鐘楼に吊り下げられた鐘を突く様子は大晦日の風物詩になっていますね。
■三毒(さんどく)の煩悩 仏教の教えに「三毒」という言葉があります。「貪欲(とんよく)」「瞋恚(しんい)」「愚痴(ぐち)」の三つに分けられ、これらは私たちの悩みや苦しみの原因ともなる、最も根源的な煩悩にあたるそうです。
こうして書いているだけで身につまされる思いがします...。除夜の鐘はこういった煩悩を払うと言い伝えられています。
■108回鐘を鳴らす理由 除夜の鐘を「108回鳴らす」ことはご存じの方が多いかも知れません。それではなぜ、この回数なのでしょうか。いくつもの説がありますが、今回は暦にまつわる説をひとつご紹介します。108回を導き出す計算式はこのようになります。 12+24+72=108 12は「十二ヶ月」、24は「二十四節気」、72は「七十二候」を指し、これを足すと108になるというものです。鐘が鳴るごとにひとつ煩悩が払われ、108回鳴らすと一年間の煩悩が払われるということです。 ▶参考:メルマガバックナンバー 生活に彩りを添える七十二候 part3
■除夜の鐘が広まったきっかけ 中国の禅宗寺院の慣習が日本に伝わり、室町時代には仏教行事の一部として欠かせないものになっていたという除夜の鐘。全国に広まるきっかけとなったのは、意外にも1927年(昭和2年)のラジオ放送でした。この年、国内ラジオ史上初めての中継放送が行われ、上野にある寛永寺の除夜の鐘が流れました。テレビのなかった時代、当時の子供たちはワクワクしただろうなぁと想像します。また翌年には京都の知恩院でも除夜の鐘のラジオ放送が行われました。ラジオという文明の普及が宗教や信仰を超えて、除夜の鐘をひとつの文化として広めたのですね。
■鐘の音 ゴーン...と響く鐘の音。不思議と心が安らぎます。日本三大随筆に数えられる徒然草の中で作者の吉田兼好は、「鐘の音は黄鐘調(おうしきちょう)であるべきだ」と書いています。黄鐘調とは雅楽で用いられる六つの音律のひとつで、西洋音楽の「ハ調のラ音」に近い音です。昔から鐘の音は黄鐘調がよいとされ、「祇園精舎の鐘の音」もそうなのだとか。現存するものでは京都・妙心寺の鐘、大阪・四天王寺の鐘が黄鐘調だと言われています。 日々の生活の中で多くのことに追われ、自分自身とじっくり向き合う時間を持つのはなかなか難しいですね。一年の節目に除夜の鐘を突くことは、自分を振り返って新しい一年のスタートを切るよい機会になるかも知れません。お出かけになる場合はくれぐれも防寒対策をしっかりと。近年はYouTubeなどで除夜の鐘の様子をライブ配信する寺院も増えているので、ご自宅で鐘の音に耳を澄ますのもよろしいかと思います。 今年もメールマガジンをお読みいただきまして有難うございました。皆様どうぞよいお年をお迎えください。 |
大野屋テレホンセンターのスタッフが毎月交代でつづる、ゆる~いコラムです |
~ 郵便はがきや手紙の思い出 ~ 今年も残すところ、あとわずかです。川島です。 昭和の時代、当然ながらスマホもSNSも無く、何かを伝える手段は電話か手紙、電報しかありません。そしてハガキ代は私が思い出す限り...確か7円で、中学生のころでもまだ10円でした...もっぱら深夜ラジオの投稿に使ったものです。
現代はネットで24時間365日、誰とでもつながれる時代になり、暮らしの中からハガキや手紙は追いやられつつあるようです。私自身、ペンをとって誰かに便りを...なんてことが最近はほとんどありません。 |
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