第252号 「チョコレートを渡すのは日本だけ?」(2025/1/27発行)
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特集「チョコレートを渡すのは日本だけ?」 (2025/1/27発行) |
メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。今年のお正月はどのようにお過ごしだったでしょうか。私は関西方面に出かけた折、京都の東山を少々散歩しました。京都盆地の朝は冷え込みます。吐く息を白くさせながらてくてく歩きました。途中の清水寺から見えた京都市街と京都タワーが美しかったです。そして平安時代の三大葬送地のひとつ、鳥辺野を初めて訪れました。山並みに沿って無数の墓石が並ぶ様子は賽の河原を思わせるよう。強く心に残りました。
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今月号 もくじ |
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特集 「チョコレートを渡すのは日本だけ?」
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色とりどりにラッピングされたチョコレートがお店に並ぶ季節となりましたね。2月14日のバレンタインデーは世界中で親しまれています。一方、その意味合いや楽しみ方は国や文化でずいぶん異なり、特に日本では独自の発展を遂げています。今号では日本ならではのバレンタインデー文化やその背景についてご紹介したいと思います。
■本来は聖人をまつる日 恋人や友人、家族などに愛や感謝を伝える日として知られるバレンタインデーですが、その起源は3世紀頃。(日本は弥生時代)古代ローマのキリスト教聖職者・聖ヴァレンティヌスに由来しています。この時代のローマ兵士たちは士気が下がるとして結婚することを禁じられていました。しかしヴァレンティヌスは密かに結婚式を執り行い、愛を守る活動を続けました。その行為が皇帝の怒りを買い、2月14日に処刑されたと伝えられています。この日がのちに彼を讃える記念日となり、愛を象徴する日として発展していったのです。(ヴァレンティヌスは複数の人物の生涯を掛け合わせた存在だという研修者もおり、諸説あります) ■洋菓子メーカーがきっかけ 日本のバレンタインデーは、1930年代に洋菓子メーカーが「チョコレートを贈って愛を伝える日」として新聞広告を掲載したのがきっかけだと言われています。このマーケティングは瞬く間に広まって、2月14日は多くの人にとって特別な日として定着しました。ちなみに欧米では男女問わず愛を表現する日とされますが、日本では「女性が男性に愛を告白する日」として独自の文化が根付きました。この背景には日本社会における女性の積極的な行動への新鮮さや、時代の変化が影響していたようです。今では「ばら撒きチョコ」「友チョコ」、自分に贈る「マイチョコ」のほか、好きなアイドルやキャラクターに贈る「推しチョコ」、など...さらなる変化を遂げています。
■ホワイトデーも日本特有の文化 バレンタインデーの1か月後、3月14日には「ホワイトデー」がありますね。こちらは1970年代後半、意外にも和菓子店が「マシュマロデー」として始めたのが最初と言われています。男性がバレンタインデーにもらったチョコレートのお返しにマシュマロをプレゼントする日として始まり、現在では贈り物の種類も多様化。バレンタインでとホワイトデーは対をなし、今では職場や学校、家庭内などの人間関係を築く役割も担っているのはご存じのとおりでしょう。
■喪中にバレンタインデーの贈り物をしてもよいか? ここまでご紹介した通り、バレンタインデーは愛情や感謝、友情などを伝える日でありお祝いごとではありません。そういう意味ではお歳暮やお中元同様、贈ってはいけない事はないのです。しかしながら、「喪中の人からの贈り物を気にする方」や「喪中で贈り物を喜べる心境にない方」へ贈ることは避けた方が無難でしょう。相手の状況をよく考えて、また別の機会に贈り物をするのが宜しいと思います。 日本のバレンタインデーは海外の文化を取り入れながらも人と人とのコミュニケーションイベントとして成り立ち、独自の形で進化を遂げてきました。「ばら撒きチョコ」や「友チョコ」というキーワードが示すように、日本人らしい気遣いや人間関係への配慮が映し出されています。今年のバレンタインデーも、また新たな発展があるかも知れませんね。私はプチ贅沢なマイチョコを選ぶのが楽しみです。 |
大野屋テレホンセンターのスタッフが毎月交代でつづる、ゆる~いコラムです |
~ 節句の食べ物 ~ まもなく節分ですね。今月の担当、関です。 節分、お節、お節句と考えていたら、食べ物つながりでお彼岸のおはぎが頭から離れなくなってしまいました。幼いころによく作ってもらったのは、一般的なあんこのものに加えて、あんのない黒すりゴマだけの(砂糖ははいっていて甘い)おはぎです。私はこれが大好物でした。 なにかにつけて思い出し、スーパーや和菓子屋さんで探すものの、あんこのまわりにゴマがまぶしてあったり、中にあんこが入っていたりと、なかなかお目当てのものが見つかりません。今だに出会えずにいます。 実家に帰ったタイミングでこの話を母にしたところ、そんな簡単なものでいいなら、と言ってすぐに作ってくれました。できあがったそれは、まさに子供のころによく食べた、懐かしい黒すりゴマだけのおはぎ!とても幸福な気分で、作りたてのおはぎを頬張ったのでした。 作り方を聞いたところ、あっけないほど簡単だったので、今度は自分で作ってみようと思います。節句には食がつきものです。私はおはぎを思い出してしまいましたが...みなさんは子供のときに幸せを感じた、そんな食べ物はありませんか?
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◇終活セミナー(要予約) 終活とは、自分のお葬式やお墓、相続や遺言などについて計画をたて、残りの人生をよりよいものとするための事前活動といわれております。この機会にぜひ、当社の終活セミナーをご利用ください。 2/11(火・祝) 10:00~11:00 セミナー・イベント情報一覧ページからご希望のセミナーを選んでフォームからご予約ください。 |
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