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「喪中はがき」が出せなかった、喪中なのに「年賀状」が届いてしまったなど年賀欠礼の疑問・喪中の時の年始の過ごし方をご紹介

2011年12月22日



年末に親族にご不幸があり「喪中はがき」が間に合わなかったり、「喪中はがき」を出さなかった方から年賀状を頂いてしまった場合は、松の内(1/7)が明けた頃に「寒中見舞」を出します。(関西では1/15の小正月明けの場合が多いです。)また、年始には「おせち」や「お年玉」といった行事や、慶事への出席などを予定されている方もいらっしゃるでしょう。その時はどうすればいいか、ご存知ですか?

<年末にご不幸があった場合>

■「喪中はがき」が間に合わなかった
既に年賀状を投函した後にご不幸があり、お葬式にいらっしゃらなかった方に亡くなったことを知らせたい場合には「寒中見舞」を出します。 ※来年の年賀状は、喪が明けているので出して構いません。

■「喪中はがき」を出さなかった相手から年賀状が届いた
年賀状を頂いたお礼と、喪中であったために年賀状が出せなかったことを寒中見舞で知らせます。
(文例)
このたびはご丁寧に新年のご挨拶を頂戴し、ありがとうございました。
年末に○○が他界致しましたので年頭のご祝辞を遠慮いたしておりました。

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<喪中の時の、年始の過ごし方>

■仕事上の年始の行事には参加できるの?
本来初詣や年始回りは、喪中の間はしないのですが、仕事上避けるのが難しい行事に関しては、   喪中はプライベートとし、ビジネス上の参拝や年始のご挨拶は通常通りにして宜しいでしょう。

■お年玉」はあげていいの?
本来はお年玉も控えますが、お子様にとってお年玉は本当に楽しみなものです。通常のお正月とは違う事を理解してもらうためにも、「お年玉」とせずに、「書籍代」や「玩具代」と表書きして差し上げるのが良いでしょう。

■注文していた「おせち」は食べてもいいの?
最近は、おせちを事前に注文される方も増えています。本来、喪中にはお正月のお祝いはしないので、おせち料理も食さないのが一般的ですが、折角届いたものなので、重箱から出して、日頃使っているお皿で、通常のお食事として召し上がってはいかがでしょうか。

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■神社への参拝や、結婚式などの慶事への参加はいいの?
喪中の期間は、亡くなった方との続柄で異なります。喪中期間は慶事を慎むこととされていますので、神社への参拝や、お祭りの参加はもちろんのこと、結婚式などの慶事への参加も、少なくとも49日忌までは遠慮したほうが良いでしょう。

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仏事アドバイザー 川瀬 由紀(かわせ ゆき)33歳
資格:お墓ディレクター1級、仏事コーディネーター取得
早稲田大学卒業後、2002年にメモリアルアートの大野屋に入社。
現在、「大野屋テレホンセンター」シニアスーパーバイザーとして、 年間5,000件を超える相談・問合せに対し、アドバイスを送っている。その豊富な仏事知識と消費者視点の対応から、女性雑誌やTV、ラジオ 情報番組などに出演、書籍の監修なども行っている。

仏事アドバイザー 川瀬由紀