ご本尊とお位牌の魂いれについて
妻の兄が亡くなり、年老いた両親は田舎に居ます。
田舎では、檀家でもなく、本家でないためにお墓もなく、古びたお仏壇だけがあります。
兄嫁が、東京でお墓の準備はしていますが。、四十九日法要に納骨が間に合わないと言ってきました。
田舎の両親は、位牌か、過去帳で毎日の供養をしたいと言っていますが。何しろ、お仏壇が古くご本尊の阿弥陀如来の掛け塾も破れ果ている状態です。
両親は、そのままで構わないとも言っていますが、亡くなった義理の兄さんのことを思うと、ほっとけないです。
東京のお寺にお願いして、田舎のご本尊と位牌だけでも、四十九日に、魂入れしたいのですが、どのようにしたら良いですか?
お義兄様ご逝去との事、謹んでお悔やみ申し上げますとともに心よりご冥福をお祈り申し上げます
ご質問いただきました『ご本尊とお位牌の魂いれ』に関しましては、三通りの方法があるかと存じます。
① ご実家のお近くの仏壇店で新しい御本尊と位牌をお求め頂き、その仏壇店にご縁のあるお寺様にお願いする
② やはりお近くの仏壇店で購入したご本尊とお位牌を、ご両親様のご本家筋のお寺様にお願いする
③ 東京のお寺様(今回の葬儀をお願いしたお寺様或いは今後のご供養をお願いするお寺様)にお願いする
いずれに致しましてもご子息に先立たれたご両親には、日々のご供養だけが唯一の慰めでしょうから、ダメ夫様の細やかなお気遣いはご両親様がお喜びになられるだけではなく、お亡くなりになったお兄様へのご供養にもなられる事と存じます。