仏事のQ&A

海外に在住しています。日本在住の両親の葬儀について



海外在住です。日本にいる両親が高齢のため、もしものときお葬式はどうなるのか心配。
特にお寺との付き合いもないが、どうしたらよいでしょうか?お墓もないのだが、どのように墓地を探せばよいのか?

かつてはお寺の檀家さんでなくても、いざ葬儀ということになれば、ご近所や親類縁者が総出で何もかも采配をしてくれたものですが、昨今はそれもままなりません。やはりご両親がお元気なうちに、ご家族で充分相談しておかれる必要があります。
まして海外から帰国されるとなりますと、時間的な余裕もなく、なにを相談したらいいかわからないことも多々あるかと思います。
そこで万が一の場合の想定ということで

① 葬儀の規模・・どれくらいの範囲で、どんな方にお声がけするのか

② 葬儀の形式・・従来からの一般的な葬儀にするのか、ご家族、親族を中心にした家族葬にするのか、また仏式・神式・無宗教葬(花祭壇・音楽葬等)いずれか

③ 宗教や家紋・・仏式であれば何宗か、家紋はなにか

こうした点について確認しておき、そのうえで信頼できる葬儀社に、お寺の紹介を含めた事前相談をしておくとご安心でしょう。
さらに詳細の見積もりを依頼しておけば費用の準備もできますし、お知らせすべきご親族や知人、友人のリストや、遺影写真なども用意しておくと万一の時も慌てずにすみます。

お墓については、簡単に買い換えできるものではありませんので、将来お墓の継承者となる方の状況を考慮したうえで、交通の便はどうか、お寺か宗教を問わない霊園か、設備やサービスはどうか、そして費用はいくらかかるのか等々を充分にご検討いただくことが大切です。
信頼できる石材店に相談いただき、こうした条件の確認や現地の見学をお勧めいたします。

メモリアルアートの大野屋では、お葬式からお仏壇お位牌、お墓まですべてを総合的にお手伝いしています。